働く意義は?

デグチ・メソッドの2つ目のワークシートは「あなたが働いている理由と働くメリットを5つ書いてください」というものです。
私の回答は次の通りです。

1.仕事は最高の自己実現の場だ。
2.仕事自体が面白い
3・いい仲間と一緒に働くのが楽しい。
4.ウツ防止。廃人防止。
5.仕事ばかりしていると、そんなにお金を使わない。

ワークシートの記入は女性スタッフにも協力してもらっているのですが、概ね次のような答えが返ってきました。
1.仕事をすることによって緊張感がある。
2.身だしなみを考える。
3.自由になるお金が得られる。
4.色々な人との出会いがあり、社会と関(かか)わり、視野が広がる。
5.生活にメリハリがつく。

なぜ働くかは根源的な課題で、そこのところがシッカリ分かっていると、働き方も違ってくるのだと思います。
繁栄の95%は「勤勉」から生み出されるのも事実だと思うし、幸福の基盤の9割は経済的安定から生み出されるのだと思います。

汗水たらして働かなければいけない時期というのも人生には必ずあり「一心不乱の30代」がなければ、豊かな晩年を迎えることは”なかなか”難しいのではないかと、まわりを観察していても思います。
私も30代の頃は長時間働くのがちょっと自慢で、長時間労働が有能さの証(あかし)だと思っていた時もありました。
決してそれが悪いというわけではなく、そういう時期もあって当然だと今は思っています。

60代になった今は(誤解を恐れずに言うと)いかに不労所得を築いていくかというのがテーマです。
「いかに楽して儲けるか」を「汗水たらして」考えるのが今の仕事でもあります。
月給を400万円取っている、ある税理士事務所の所長は、例えマッサージを受けている時でも頭は事業のことでフル回転だと本に書いていました。

私は95歳までバリバリの現役で頑張ると宣言しているのですが、いずれにしても生涯働き続けようと思っています。
「他人の役に立ちたい」などという大それたことを言うつもりは毛頭なく、すべて自分のためです。

が、例えばイチローは人の役に立ちたいから野球をしているのではなく、あくまでも自分自身のためだと思うのです。
しかし結果として、日本人みんながイチローのことを誇りに思っています。
自分のために頑張っているのに、実はそれが他者の役にも立っている…そんな生き方をしたいものです。