生涯仕事人

30代、40代、50代が「仕事人間」であって当然だと思うのですが、60代以降こそレベルの高い仕事人間でありたいと願うのです。
今までの世の中の常識では、65歳ぐらいで完全リタイアということになるわけですが、仕事のない人生なんて意味があるのでしょうか?
30代、40代では子育てやマイホーム購入や学費の捻出などの負担があり、生活のために仕事をしなければいけない一面があります。
しかし60代からは、経済的束縛から解放され、自分の好きな仕事に打ち込める環境が整うと思うのです。

ボランティアもいいのですが、たとえわずかでも収入がある方が楽しいではないですか(わずかではなく十二分にあれば、なおいいわけですが)。
自分の得意技や本業の部分はますます磨いていくべきですが、一方、投機的な動きは一切しないという方針も決めておいたらいいかもしれません。
60代にこそ本当にいい仕事が出来たという人を、私は何人も知っています。

私は若い頃より今の方が時間への飢餓感があります。
若い頃はムダな時間を使っていても、あまり何も感じなかったのですが、今はムダな時間を使ってしまうと、猛烈にストレスを感じます。
掃除の時間などは、少々使いすぎてもどうってことはないのですが、つまらない会合などに参加した時などは気分まで悪くなってしまいます。

逆に「人生の本筋」に費やしている時間は、実に気持ちよく感じます。
いくら働いて疲れない、もしくはすぐに回復してしまいます。
例えば私にとっての読書は「人生の本筋」そのもの。
読書にいくら時間を使っても全く悔いはないのです。

以前に「やるべきこと」として「読書」・「語学」・「コインパーキング」の3つを挙げたのですが、これらは私にとっての「人生の本筋」といって間違いはないでしょう。
また研究したい課題がいくつも出てきました。
「世界経済の動向」や「日本古代史」や「投資(不動産や株)」などです。
これらに対し「やらなければいけない」といった義務感はゼロなのですが、これらのことを考えるだけでワクワクしてしまうのです。