人生の本筋

還暦を迎えたあと、ガラリと生活を変えたかと言えば、まだそこまでは入っていません。
相変わらずルーティンワークをこなすのに精いっぱいなのですが、もう少しで変えていけそうだという手ごたえを感じています。
やる気は存分にあるので、あとは時間との闘いだけです。
時間の使い方も徐々にうまくなっていくと思っています。

インターネットで本をホイホイと注文していくので、読み切れない本がドンドンたまっていきます。
読みたい本が手元にいっぱいあるというのは喜びでもあるのですが、やはり早く読んでいかないと本にも「旬」というのがあると思うのです。
私の書斎には大きな本棚が4つ置いてあるのですが、そこに入れてある本は、そのほとんどがまだ読んでいない本。
入りきれなくて二重に置き出しました。
こうなると奥にどんな本が置いてあるのかが分からなくなってしまいます。

今は夜しか読書タイムを取っていないのですが、1冊目を読むときが一番読むスピードが遅く苦しいですね。
数冊読んでいく頃から段々とスピードが乗ってきて、本の内容とは別に読書自体が面白くなってきます。
毎回うまくいくかといえば、そうでもなくて、酒も飲んでいないのに猛烈な睡魔に襲われることがあります。
そういう時は2冊目ぐらいでアウト。
早々に寝床に入るということになります。

読書は知的生活のコアだし、還暦以降の人生のコアであることは間違いがないので、もう少し工夫し、冊数を伸ばしていきたいと思っています。
今後やっていくべきことを「読書」と「語学」と「コインパーキング」に絞ったわけですが、言い換えればこの3つのことが私にとっての「人生の本筋」。
人生の本筋以外のことは、できるだけ省略していっていいのではないかと考えています。

木曜日や金曜日の夜に会合があることが多く、それらの出欠をどうするかをいつも迷います。
もし会合に出なければ、ドイツ語のウェブレッスン(30分間)が受講でき、自宅で本が3冊以上読めます。
自分にとってその会合がそれ以上の価値があるかどうかの判断を迫られるのです。
会合に参加すれば参加するで面白いし有益なことも多いし、出なければ出ないでそれだけ家で知的生産が行えます。
この微妙な判断が毎回実に悩ましいのであります。