ホテルライフ

部屋の中に入れば音が静かだというのは、一流ホテルの条件かも知れません。
別荘を持つぐらいなら、一流ホテルを上手く活用する方が余程いいように思うのです。
別荘だと維持管理が手間だったり、行くたびに掃除したり、食事の準備に煩わされたりするわけです(管理人や料理人がいるようなところは別ですが)。
シティホテルだと使いたいときに使え、掃除も食事も心配しなくてすみます。

私の友人で、郊外に自宅を持っているのですが、子供の通学時間の関係で、大阪にマンションを借りて住んでいる人がいます。
自分のオフィスは大阪にあるので、職場まで歩いて行けます。
大阪でのパーティーや飲み会の時も、徒歩や地下鉄でサッサと行き帰りが出来てしまえます。
友人いわく「大阪に住んでみて、これほど便利で楽だとは思わなかった」とのことです。
もし私の職場が大阪にあれば、そんな話を聞いたなら、すぐに大阪での住居を手配しているに違いありません。

先日から大阪のシティホテルで宿泊することが度々(たびたび)ありました。
東京でホテルに泊まる時もそうなのですが、私の場合、部屋に大きな机があることが必須条件です。
そこにパソコンや書類を持ち込んで、仕事や勉強をするからです。

ITやパソコンが発達し、本当に便利になりました。
パソコン1台あれば、どこででも仕事が出来てしまいます。
海外へ行った時など、時差の関係で夜中に目が覚めることがよくあるのですが、そんな時は仕事や勉強の絶好のチャンス。
かえって集中力が高まるのです。

私はホテルに宿泊すると、テレビのスイッチは一切オンにしません。
テレビを見ている暇がないほど、知的作業で忙しいからです。
実際に体験してみると、テレビを見ない生活がどれほど新鮮で贅沢かということがよく分かります。
流れていく時間をジックリと味わうことができるのです。

会社の休みを火曜・水曜の連休にしてからは、以前では考えられなかったようなダイナミックな時間の使い方ができるようになりました。
1泊2日で海外へ行ってしまうこともあります(あるいはもう1日足して2泊3日にすれば、アジアで行けないところはまずありません)。
ビートを連れて、ペットO.K.のペンションに行ったこともあります。
丸2日間、読書三昧で過ごしたこともあります。
ある意味、そんなことが許される年齢になったということなのかもしれません。