クアラルンプールへの旅 その4

市内観光を終え、そのあとKLCC(ツインビルでは世界一の高さ)のショッピングセンターに行きました。
ここには「カルティエ」、「ルイヴィトン」、「グッチ」、「フェラガモ」、「プラダ」、「シャネル、「ティファニー」など、ブランド店がずらりと並んでいます。
また「ISETAN」や「ユニクロ」や「紀伊国屋書店」なども入っているのです。

魅力のある店がいっぱい入っているからか、とにかく人がいっぱい。
実に活気があります。
街を歩いていても、マレーシアは若い人が多いような印象を受けました。

紀伊国屋書店に入ったのですが、日本でのお店のように大きく魅力的でした。
「いい書店があるかどうかで、その国の民度の高さが分かる」とは、私の持論なのですが、書店にもたくさん人が入っていて、それだけでもマレーシアは将来有望ではないかと感じました。

紀伊国屋書店だから、駐在者用に日本語の本を売っているのかと思ったら、日本語の本は全くなく、そのほとんどが英語の本だったのには驚きました。
一部、中国語のコーナーがあり、これは中国系が人口の3割をしているので納得です。
中国系は教育熱心だし、読書人も多いのだと思います。
しかしマレー語の本が皆無だったのです。
マレー人で本を読むような階層の人は、みんな英語の本を読むのかもしれません。
いずれにせよ、マレーシアの日本の書店で「マレー語の本ゼロ・日本語の本ゼロ」は、全くの想定外でした。

もう一つ驚いたのが、すべての本にラッピングがしてあるのです。
書店で本を買うときは、中身を見てから購入するかどうかを決めるのが普通です。
ラッピングしてあると、表紙だけで買うかどうかを決めなければなりません。
観察していると、どうやら中身を確かめたい時は、その本をカウンターに持って行き、ラッピングをお店の人に取ってもらうようなのです。
世界中の書店を見て回っていますが、こんなシステムは初めてでした。

語学コーナーで、例によってCDを購入しました。
英語の説明による「ドイツ語」と「中国語」のCDです。
英語で書いたドイツ語学習の本も買ってみました。
同じ語学を勉強するのでも、一石二鳥のやり方を取っていかないと、ビジネスパーソンには時間が足らないのです。
これらのCDを家に帰ってから聞くのが、とても楽しみです。