会社繁栄「掃除道」 その19

deguchi2011-12-05

毎週1回、掃除のプロに会社の掃除をお願いすることにしました。
労力を惜しむ気は全くないのですが、時間が無くなってきたからです。
男性の掃除プロなのですが、ビルの外側の窓ガラスをも掃除するような人で、掃除のレベルは並ではありません。

掃除の内容はお任せしているのですが、その掃除のやり方を見ているだけで、こちらの気持ちまで落ち着いてくるのです。
掃除のレベルにも色々あり、内容の深い掃除は、場の「氣」まで整えてくれるようです。
鍵山秀三郎先生のレベルまで行くと、掃除している姿からオーラが出ているのですが、そこまでいくと達人の域と言えるのかもしれません。

時間がたっぷりあると「いい掃除」が出来るのですが、時間がないと気持ちが焦って達人の域の掃除は到底出来ません。
ということは私の場合、いかに早く出社するかということに尽きます。
カノンが亡くなってから、目覚ましを20分遅らせていたのですが、これを元に戻すことにしました。
同じ掃除をするのでも「いい掃除」をしていかないと、逆に時間がモッタイないと思うのです。
同じ時間を使うのであれば「氣」を整え、精神を整える掃除にしたいわけです。

掃除のプロにお願いして良かったと思うことは、掃除の質のほかに、普段自分が気がついていない場所を掃除してもらえることです。
前回もロッカーやキャビネットの黒ずみがキレイになりました。
毎日そこで仕事している人間だと、徐々に汚れてくる場所があっても気がつかないのです。
「整理・整頓・清掃」は手を抜いていると、意外なところから綻び(ほころび)が出てくるのです。

よくお店の前にノボリが立てられていることがあります。
最初はキレイなのですが、だんだんと薄汚れてきます。
誰が見ても汚いと思う段階になっても、店の人だけがそれに気がつかないのです。
毎日見ているから分からなくなってしまっているのです。
ノボリなどは、最初から処分する日や、取り換える日を決めておくべきなのだと思います。