偉大なビジネスマンの働き具合

誰が何と言おうと「徹底的に働く」という姿勢を明確に打ち出したいと思います。
ここで言う「働く」には、仕事も勉強も含めています。
とにかく仕事か勉強をしていたいと思うのです。
勉強にも二つの種類があり、机に向かってする勉強もあれば、外へ出ていろんなことを吸収する勉強もあります。
海外旅行も、大きな意味での勉強の部類に入るのではないでしょうか。
少なくとも私の場合は、見分を広げる海外の旅は、完全に「勉強」の範疇です。

先日、ユニクロ柳井正さんの本を読んでいて、意外にもゆとりを持った仕事時間であることを知りました。
夜はお付き合いなどで時間を取られることはなく、午後4時か5時には家に帰っているのだそうです。
柳井正さんはけっこう読書家でもあるので、家で本を読まれているのだと思います。
8月は最初の1週間は働くけれど、あとは全部休むとのこと。
つまり3週間以上の休みがあるわけです。
柳井正さんクラスになると仕事のレベルが違うので、こうしたたっぷりとした休みが次のアイデアのために必要なのだと思います。

日本電産永守重信さんは、これとは全く対照的な働き方。
休むのは元旦の午前中だけなのだそうです。
絵にかいたような超モーレツ型。
昭和44年生まれだというから恐れ入ります。
逆にこれぐらい働き続ければ、日本電産ぐらい優秀な会社でなくても、会社を一部上場ぐらいには持って行けるかもしれません。

日産のカルロス・ゴーンさんは、朝7時から夜11時まで働くのだそうです。
しかし推測ですが、休みの日まで働くというようなことはなく、週2日の休みはしっかり取っておられるような気がします。
ゴーンさんには、仕事もモーレツにこなけれど、家族や信仰も大切にするといったイメージがあります。
私はカルロス・ゴーンさんに日本の首相になってほしいと思っている一人です。
日本のトップには天皇陛下がおられるのだから、首相ぐらいは外人でもいいじゃありませんか。

わが師・鍵山秀三郎先生も、28歳の時に自転車による行商から始め、会社を一部上場にまで持って行かれた方です。
今は創業した会社から引退されているのですが、引退まで1日も休んでこられなかったように思います。
ある年、鍵山先生の会社が大変な危機に陥り、もうこれが最後かもしれないと、正月に子供たちと家で徹底的に遊んだと聞いたことがあります。
つまり、その1日以外はずっと仕事をしてこられたということなのです。

人が休まず働き続けている話を聞くと、いかにも大変そうですが、実際に自分がやってみると、思っているほど「しんどい」わけではありません。
実際、面白くなければ続きません。
仕事や勉強は楽しまないと損なのです。
それに仕事は最高の自己実現の手段でもあります。
また働かないで成功するというは、ちょっと考えにくいパターン。
働き続けることは、単に経済的に成功するだけでなく、人生に勝利するための最も「近道」であるような気もするのです。