日本の底力と天の援軍

超短期的にはともかく、大震災によりGDPがマイナス成長となるとの説を新聞などで読みますが、私はそうとは思えません。
GDPはフローの概念であって、ストックの概念ではありません。
大震災によってストックは大きく減少したわけですが、東北を中心とした復活需要は莫大なものがあります。
つまり、普通に考えてもDGPは増えざるを得ないのです。

ストックのロスが大きすぎるからダメだとの悲観論もありますが、ならば太平洋戦争で焼け野原となった東京はもっとダメだったのではないでしょうか。
戦後の日本の高度成長は「焼け野原の東京」からは予想だに出来ぬ出来事だったに違いありません。
日本の底力(そこぢから)を見くびってもらっては困るのです。

阪神大震災時の総理は社会党出身の村山富市氏、今回の東日本大震災の総理は管直人氏。
どうもこの二つには共通点があるように思えてならないのです。
不思議なことに会社でも組織でも、あるトップの時は何の問題も起こらずみんなが幸せで、別のトップに変わった途端、災難続きということがあります。
人知を超えた存在への崇敬の念を持っているかどうか、あるいはその人に徳があるかどうかが、影響をもたらしているような気がしてなりません。

崇敬の念も持たず、陰徳も積まなければ、大きな「おかげ」が来るわけがないのです。
自分の才能や努力よりも、天の援軍の方がよほど頼りになります。
昔「日本の社長」という番組がありました。その司会者が後に語ったところによれば、成功している社長の家には一つの共通点があったのだそうです。
それは自宅に仏壇が置いてあるということ。

つまり信仰心。
信仰心をバカにしてはいけません。
信仰心のない人は、すごい努力をしているのに、なぜかどこかで必ず躓く(つまづく)のです。
信仰心があり、感謝の毎日を過ごしている人は、大した能力もなく、ビックリするような努力もしていないくせに、穏やかで幸せな商運や家運がやって来ます。

私は土着の日本人なので、神道が一番ピッタリ来ます。
私の信仰心は「神道」。
日本の神々が喜ばれるような生き方をしていこうと思うのです。