梅田へ出て思ったこと

夜、大阪や神戸へ出かける時は、帰りが楽なのでクルマで行くことが少なくありません。
クルマだと飲めないので、体も楽です。
きのうもある勉強会(懇親会)で大阪へクルマで向かいました。
ノン・アルコールはいいのですが、素面(しらふ)だとまわりの雰囲気に馴染むことが出来ずに気持ちが乗らず、自分が一人浮いているのを感じました。

せっかく普段接することがない人たちと懇談するわけですから、胸襟を開いた楽しい時間を共有しなければ、懇親会の意味がありません。
どんどん乗って、どんどん話し、どんどん新しい情報を得なければ、わざわざ大阪へ出ていく意味もありません。
同じ時間を読書に使うならば、少なくとも5,6冊の本が読めてしまえるので、懇親会にそれと同じぐらいの効果を期待するのは、ちょっと欲でしょうか?
「生ビール」を選ぶのか「クルマ」を選ぶのかは、私にとってはかなり重要な選択になってきました。

昨日は懇親会まで少し時間があったので、新しくなったJR大阪駅周辺を歩いてみました。
大丸が増床し、三越伊勢丹が新しく開店し、阪急百貨店もここ1,2年のうちに新しいビルでのオープンが決まっています。
売り場面積が数倍になるわけですから、相当厳しい競争が繰り広げられるはずです。
あるいは大阪ミナミの客筋が梅田へ吸引されるかもしれません。

梅田周辺での新しいビルの新設により、オフィス需要自体、梅田への一極化現象が起こりそうな気がします。
スペインやポルトガルはここ400年ほど、国力が低下し続けてきているわけですが、大阪経済もここ30年間ほどは下がりっぱなし。
梅田周辺の新しいビル群の完成をキッカケに、一極集中化してもいいから復活の兆し(きざし)を見せてほしいものです。

梅田近辺を上から眺めてみると、いくつも大きなクレーンが立っています。
大きなクレーンは大規模ビルの建設中のしるし。
まだまだこれから大きなビルが建っていくようです。
東京丸の内が建設ラッシュですが、ちょうどそんな感じ。
一番便利な場所が“より活用”されるのは、最も効率的だし、街の活性化にも大きなプラスであることは間違いがありません。