ミュンヘンへの旅 その4

宿泊しているホテルは「バエリッシャーホーフ・ミュンヘン」。
創業から150年ぐらいたっている伝統あるホテルです。
5年前に来た時から内部が随分変わっていました。
大規模なリフォームが行われたのだと思います。
すごいと思うのが、朝食用レストランが朝6時から開いているということ。

「さすがドイツ!」という気がします。
私が知る限り、ドイツ人が世界で一番早起きなのではないでしょうか。
ドイツ人の労働時間自体はそんなに長くはないのですが、朝が早いので能率がいいのだと思います。
朝食の6時で驚いていたら、何とバーが夜中の3時まで開いていることを発見。

ヨーロッパの古いホテルは使い勝手が悪いことが多く、改装だけでは時代についていけないのではないかと感じます。
いろんな意味で「フォーシーズンズ」とか「リッツカールトン」とかの名前がついているホテルは、安心だし便利です。
ホテルの上質さという意味では、アジアが世界で一番いいのではないかと思います。
タイの「オリエンタルホテル」やシンガポールの「ラッフルズホテル」や香港の「ペニンシュラホテル」などは、そのレベルの高さにおいて、ほとんど伝説的なものにまでなっていると言っても過言ではありません。

今までヨーロッパやアメリカでは、1都市に3日間滞在する旅をしてきました。
丸々3日間ということは、飛行機での移動の時間を入れると6日間必要なのです。
しかしミュンヘンで一人で過ごしていると、2日間で十分ではないかという気がしてきました。
ということは欧米でも計5日間の日数があればいいということ。
アジアなら遠いところでも4日間の日数があればいいわけです(近いところなら1泊2日で十分)。
そうするともっと海外旅行の数をこなせるかもしれません。

今回の旅行でも、英語はともかくとして、ドイツ語はモノになっていないことがよく分かりました。
自分が言いたいことは言えるのに、相手が言っていることが分からないのです。
日本語でも人の言うことはあまり聞かないので、外国語なら尚更(なおさら)ということなのでしょう。
普段は日本で徹底的に仕事と勉強をし、時間を見つけて海外を旅するというのが、自分に一番適した生き方だと感じています。