ミュンヘンへの旅 その2

海外の街を訪れた時、その街に親しむまで少し時間がかかります。
街だけでなく、宿泊するホテルに馴染むのにもちょっと時間がかかるのです。
その街やホテルが自分にとって居心地がいいのかどうかが分かるのは2日目ぐらいから。

ここミュンヘンは3回目の訪問です。
ほぼ5年に1度来ています。
3回も来るということは、やはり相性がいいということ。
ドイツの他の都市と比べても、ミュンヘン人は人なつっこいという印象があります。
街全体が発する波動も穏やか。
ちょっと宝塚に似ているのです。
まわりの自然や住んでいる人たちの心の状態などが混じり合って、波動が形成されるように思います。

ミュンヘンは2018年の冬季オリンピックに立候補していることを現地に来て知りました。
1972年に一度夏のオリンピックを開催しています。
仮に2018年もオリンピックを開催するとなれば、夏冬両方をやることに。
夏も冬も開催できる都市は限られているので(例えば東京での冬のオリンピックはムリです)、実現すれば史上初めてのことになります。

2日目(実質は初日)の午前中はミュンヘン大学へ。
2年ほど前にトロント大学を訪れた時は、あまりの環境の素晴らしさに「もしもう一度大学で学ぶのならここだ!」と感動したことがあります。
今回も少々そんな期待があったのですが、ちょっと期待ハズレ。
広いキャンパスのようなものはないし、建物は古くて暗い。
校舎の外ではありますが、タバコを吸う学生が多いのも気になりました(女子学生も!)。
北米では知識階級はタバコを吸わないものと決まっているので、ドイツの最高学府でタバコは意外でもありました。