ノン・アルコール

先日のひどい二日酔いの時に「もう一生酒は飲まない」と誓ってから、もう3日もお酒を飲んでいません。
このまま禁酒が続くなら、2箱も買った缶ビールがムダになってしまいそうです。
お酒を飲まなくなって気がついたのですが、時間がかなり有効に使えるのです。
ここ5,6年ずっと「時間貧乏」だったのですが、お酒を飲んでいる時間や酔っている時間がなくなり、その分、知的生活の方に時間を回せるのです。

パーティーや会合や勉強会が大阪であることが多いのですが、電車で行くのが億劫で、ついつい車で向かいます。
車だと夜、大阪から宝塚まで20分ほどで帰れてしまいます。
また飲んでいないと、帰った後、やはり体が楽なのです。
運転手がいれば一番いいわけですが、それほどの甲斐性はありません。
一倉定先生は以前、社長業をこなすには秘書と運転手が必要だと仰っていましたが、確かに仕事の効率は格段に上がると思います。
銀行の支店長などにも、運転手つきの車が与えられていますが、これによりホイホイと小マメに得意先回りなどが出来るのだと思います。

夜、車で行く時はアルコールは飲めません。
最近はパーティーなどでも「今日は車です」と言えば、お酒を無理強いされることは全くなくなりました。
ただしやっぱりアルコールを飲みたい時があるわけです。
その時は「ビールのおいしさ」か「帰りの楽さ」かを選択しなければいけません。
でも仮にお酒を飲まないことにしてしまったら、迷いなく車で出かけられます。

外で気の合う仲間とお酒を飲む時は、気持ちが盛り上がれば盛り上がるほど、力いっぱいアルコールを飲んでしまいます。
ビールぐらいでやめておけば、そう問題はないのですが、これがワインやウィスキーや日本酒に移ると、もう際限なくなるのです。
私は酔うと何故かドイツ語が出てきて陽気になるのですが、アルコールをセーブする理性は完全にどこかへ飛んでいってしまいます。

家でもアルコールが入ると行動が緩慢になり、勉強も出来なくなります。
勉強どころか、あまり飲み過ぎるとお風呂にゆったり浸かること自体が危険になります。
その点、飲まなければ、けっこうやりたいことが自由自在。
ノン・アルコールがいつまで続くか全く自信がないのですが、お酒を飲まないことは案外便利なことだと感じている今日この頃なのです。