時間を生み出す

今まではクルマを所有していても、ほとんど使うことはなく、5、6年で3,000キロほど走って買い替えるなんてことをやっていました。
ところが4か月前に買った新車は、もう走行距離が5,500キロを超えています。
今や「クルマ大好き人間」になっておるのであります。

寒い時期に電車に乗って食事に出かけるのは億劫(おっくう)なのです。
しかしアルコールを飲むなら、次の3つの選択のうちから選ばなければなりません。
最初からクルマでは行かないか、もしくはクルマで行って運転代行を頼むか、あるいはホテルで1泊するかであります。
今回の会食は「クルマで行って、アルコールを飲まない」という別の選択をしました。

会食でお酒を飲まないと2つほど懸念することがあります。
一つはお酒と料理のマリアージュで、お酒を飲むことによって料理がより美味しくなるという現象があり、これを味わえなくなるということです。
また特に大勢の飲み会では、一人素面(しらふ)だと、段々と酔っていく”まわり”から置いてきぼりになるということです。
この場合は、やっぱりお酒を飲まないと面白くないのです。

が、今回は「ノーアルコール」でも「ノープロブレム」でありました。
行った先はミシュラン2つ星の日本料理店だったのですが、結論から言うと、ペリエ日本茶で最後まで十分に楽しめたのです。
ノーアルコールだとクルマで行けるという気楽さもあるのですが、カラダ自体も酒を飲まないと実際楽なのです。

早い話が、ノーアルコールだったので、家へ帰ってからもこのブログを書くことができています。
もし“しこたま”お酒を飲んでいたら、ブログを書く気力も生まれていないと思うのです。
今回の一連の流れは、次の通りです。
「胃痛の懸念がある」⇒「アルコールは飲めない」⇒「ならば会食にクルマで行こう」⇒「アルコールなしでも問題なかったし、体も楽だ」ということになります。

還暦ももう過ぎていることだし、若い頃のように無尽蔵に時間を持っているわけではありません。
人生は短いのです。
ならば自分の「人生の本筋」に手持ちのほとんどの時間を使っていこうと思うのです。
しかしながら、いかに時間を生み出していくかがよく分かっていませんでした。

「朝食を軽くする」や「アルコールを飲まない」だけで、毎日1時間ほどの時間が生み出されることを知り驚いています。
もっと工夫すれば、もっと時間が節約できるし、また時間が生み出されてきそうな気もしています。
正月から体調を崩していなければ、いまだにこのことは分からなかったはずです。
体調を崩した意味が、こんなところにあったとは思いもしませんでした。