2010年の新聞記事より その2

4月27日⇒「欧州信用不安 再びギリシャ国債格下げ」
日本は1989年をピークとしたバブルのあと、バブル崩壊により15年間苦しみ続けました。
ヨーロッパは長い間好況で、不動産を中心にバブル的でもありました。
やはりその反動はきついですね。
ヨーロッパ経済の本格的な再建まで10年ぐらいかかるのではないでしょうか。

5月6日⇒「フレディマック9,940億円(106億ドル)の追加支援を米財務省に要請」
アメリカの不動産バブルが崩壊すると、必然的に住宅ローンの不良債権が出ます。
フレディマックファニーメイという公的企業は、そういった債権の「最終お抱え組織」です。
これらの企業が破綻すると、影響は相当大。
第二のリーマンショックが起こる可能性があり、政府は援助せざるを得ないのだと思います。

5月7日⇒「ユーロ急落116円台」
その後ユーロはまだまだ下がり、一時106円まで行きました。
今はまた戻り1ユーロ113円ぐらいですが、PIIGSの不安は解消されておらず、ひょっとしたら近い将来1ユーロ100円を割るのではないかと、私は思っています。

5月8日⇒「株、世界で連鎖安続く」
株が売られ、その余った資金が「円」や「金」や資源に向かっているのかもしれません。
5月8日⇒「英総選挙 保守第一党へ」
日本は自民党から民主党に移行したわけですが、イギリスは労働党から保守党へ。
イデオロギーに関係なく、経済が悪いと政権交代が起こるということなのでしょう。

5月11日⇒「ファニーメイ7,800億円の追加支援要請」
フレディマックからの追加要請があり、ファニーメイはどうするのだろうと思っていたら、きっちり名前が出てきました。
5月11日⇒「みずほ8,000億円増資 3会長退任へ」
銀行も増資をして体力を蓄えておくということなのでしょう。
5月11日⇒「ユーロ防衛最大89兆円 異例の国際協調」
ユーロを支えないと世界経済が持たないからです。