気合を入れなおそう!日本の会社

JALが倒産するなんて誰が考えたでしょうか?
私が持っていたJALの株券は紙くずと化したわけです。
あれだけ優秀な人たちが集まっていても、会社というのは上手くいかない場合があるのですね。
「官僚の天下り先」と「8つもある労働組合」では、たとえ国を代表する航空会社であっても、潰れることがあるということを今回知りました。

トヨタの株も持っています。
トヨタがリコールで苦境に立っています。
普通ならリコール問題など、ほとんど気にもしないのですが、株を持っていると結構気になりますね。
トヨタの場合は戦線が伸びきっていたので、今回まことに高い授業料ですが、もう一度原点に戻るいい機会ではないかと思っています。

リコール問題自体は「もう起こったことは仕方がない」と投資家として割り切ることは出来るのですが、後ろから迫ってくる韓国車が気になります。
韓国車の性能は相当上がっていて、もう日本車とほとんど遜色(そんしょく)ないぐらいにまでなっているそうです。
韓国車を見下しているのは日本の消費者ぐらいで、アメリカでも中国でも現代自動車のシェアが急上昇しています。
品質がそんなに変わらず、価格が安いとなれば、やっぱり売れるわけです。

少し前ですが、アブダビ首長国原子力発電所の建設を韓国企業連合が受注したとの新聞記事を見ました。
大型の原子力発電所は、実質的には日本の三菱、日立、東芝の3社しか建設できないと聞いていたので、これはちょっとショックでした。
量産品で価格的に中国企業に勝てないのならともかく、技術の分野で日本企業が力を発揮できないのは悔しいですね。

経済に強い李明博大統領のトップセールスも効果があったと思います。
フランスもサルコジ大統領の強力なトップセールスがあったのですが、これは一敗地に塗(まみ)れました。
日本の首相でトップセールスが出来る人は少ないかもしれません。
今度JALのCEOになった稲盛和夫さんに、いっそのこと首相にまでなってもらったらどうかという気がするのです。