いい波動を出せば運が良くなる

『ピアノレイキ』(橋本翔太・総合法令出版・1,500円)の最初のページに次のような文章が出てきます。
「たった5分で運のよい人になれる方法をこの本では大公開します。
マイナスの波動が出ているときには、マイナスの気分になり、マイナスの出来事がひきつけられます。
いい波動が出ているときは、いい気分になり、いい出来事がひきつけられます。
実は『気分』は、あなたが出している波動のセンサー。
だからカンタン!
気分を変えればいいのです。」

「あっ!」と思いました。
運をよくし、人生を好転させるには、いい波動を出せばいいだけなのです。
いい波動を出すためには、明るく機嫌よく。
ついでに柔和で人に親切にすればもっといいはず。
随分と簡単なことではないですか。
こんなにシンプルなところに人生成功のカギが隠されていたなんて…。

竹村健一さんが座右の銘としているのは「運のいい人と付き合いなさい」だそうです。
松下幸之助が人を採用する時、たった一つだけ聞くとすれば「あなたは運がよかったですか?」なのだそうです。
人より何倍も優れた人たちが「実力」よりも「運」を重視しているのです。
ましてや私のようなものにとっては「運」しかないではないですか。

懸命に自助努力するのは当然のこと。
うまずたゆまずコツコツとした努力の積み重ねは外せません。
しかしこの世には、それだけではないもっと大きな力が働いているのです。
自分の小賢しい知恵だけに頼ることなく、自分を超えたその大きな力をお借りしたらいいのだと思うのです。
小憎たらしい顔をした努力家よりも、与えられたものを素直に喜ぶ努力家に、神様が味方するのは間違いありません。
神様どころか人でもそうです。

鍵山秀三郎先生は「後味の悪いことを重ねていては、いい人生になるわけがありません」と仰っています。
陰徳を積むのは、誰も見ていなくても気持ちがいいもの。
そんな人たちが多い社会が、住みよい世の中に違いありません。
社会を根本的によくするのは、民主党の政策でも自民党の政策でもないのです。