神社ソムリエ

いい神社を歩くと、独特の波動を感じることがあります。
私自身「霊感」などはないのですが、雰囲気がいいとか悪いとかは当然わかるわけです。
また祭られている神さまによって、凛々(りり)しく男性的な雰囲気を感じることもあれば、たおやかな女性的な雰囲気を感じる時もあります。
この感じたものを、もっと言葉で表現できないかと思うのです。

一流のソムリエはワインの匂いを嗅いだだけで、次から次へとそのワインを表現する言葉を発していきます。
この際「神社ソムリエ」を目指したいと思うのです。
そのためには知識はもちろんのこと、繊細な感覚も磨いていかねばなりません。
ちょっと本気で取り組んでみようという気になってきました。

よく巷(ちまた)で霊感の鋭い人がたまにいますが、そのほとんどは浮遊霊や動物霊などのレベルの低い霊が対象です。
人間でもそうですが、あまりレベルの低いものを相手にしているのはよくないのです。
ましてや霊感があることを自慢しているようでは、余計に具合が悪いのです。
霊感の鋭さと人格の高さとは全然関係がないからです。

「神社ソムリエ」は何せ神様が対象なので、謙虚にその波動を味わっていかなければなりません。
やはり神社にお参りに行く前には、自分なりの禊(みそぎ)を行うぐらいでなければいけないと思っています。

神道は「森(つまり自然)の宗教」です。
アニミズムとも密接につながっているとも言われますが、いずれにせよ心静かに自分自身で神社の波動を感じ取らなければいけません。
基本的には神社には感謝だけを捧げ、お願い事は避けたいと思っています。
お願い事は自分が努力すればいいだけの話ではないですか。

仙台の塩釜神社鹽竈神社)では男性的な波動を感じ、伊勢の倭姫(やまとひめ)のお宮では女性的な波動を感じました。
今のところ私の表現能力はそこまでですが、語彙力や知識をもっともっと増やし、豊かなストーリーが語れたらいいなと思います。
また楽しい目標が一つ出来てしまいました。