まず始めてみる

長い正月休みの間、ぼうっとテレビを見ることもなく、たまっていた知的作業をこなしていました。
むろん家族と一緒に食事に行きもし、社会人になった息子と仕事の話が出来るようになったのは、ひじょうにうれしいことでもありました。
まずまず充実した長期休みだったのですが、「規律正しい生活をし、夜更かしだけはやめよう」と決めて実行したのが、とてもよかったように思います。

それでも正月休み最後の日、まだやり残したことが3つぐらいあり、それが負担に感じられました。
朝カノンと散歩していても、そのことが気になって面白くないのです。
特に洗車と駐車場の掃除が残っていることが鬱陶(うっとう)しく、体は重いし、気も重い。
ちょっとウツじゃないかと思ったぐらいです。
ところが「一つだけやってしまおう」と始め出すと、何となくノリ出してきて、ホイホイと“やるべきこと”をすべてクリアしてしまいました。
1時間半ほどの作業でした。

とやかく考えずに「まず始める」ことなのですね。
とにかく第一歩さえ踏み出せば、あとは勝手に調子に乗って来るということを再確認しました。
とても行けそうにない目的地でも、目標を小さく分けて一つずつ達成していけば、案外簡単に到達してしまえそうなのです。
そして大切なのはその過程を存分に楽しむこと。
目標を小分けにし、まずやってみる。
そして楽しみながら達成する。
これって人生の相当大事なコツではないでしょうか。

このコツを知っているだけで、長い人生では大きな差となってくるように思うのです。
例えば私の「生涯6ヶ国語習得」という「ホラ目標」だって、このやり方でいけば、意外にホラでなくなってしまう可能性がありそうなのです。
56歳にして悟った人生のコツですが、普通なら定年前でほとんど意味がないかもしれません。
しかしながら私は「95歳までバリバリの現役」を決めているので、まだ40年間この「黄金の法則」を応用できるのです。
このブログを書きながら、自分で勇気が出てきました。
この黄金の法則を使って我が人生を、誰が何と言おうと徹底的に働いてみようと、いま改めて決意したしだいです。