最近考えること その2

速読以外の、もう一つ武器だと思うのが英語。
不動産業を30年以上やっていて、業務では一度も英語の必要性を感じたことはないのですが、世界経済を勉強しようと思うと不可欠となります。
まだ本格的な経済の本を英語で読んだことはないのですが、ネットで英字新聞を読んでいます。
2008年のリーマンショック以降、円高だとは分かっていたのですが、実はドル高でもあることを、ネットの英字新聞で初めて知りました。
ドルは円以外のすべての通貨に対し「ドル高」だったのです。
こんなことは日本の新聞を読んでいるだけでは、ちっとも分からないのです。
危うく井の中の蛙になるところでした。

英語が使えると、一人で海外へホイホイと出書けることが出来ます。
それだけ海外の空気に触れやすいわけです。
いちいち添乗員のいるパッケージツアーに申し込まなければならないとしたら、それだけで機動力がだいぶ失せてしまいます。
もし観光という意味であるなら、英語以外にも何カ国語かをマスターしたいものです。
現地で現地の言葉を話すのは、ゾクゾクする快感があります。
海外へ一人で出かけると、話せないよりも読めない方が、不安や不便さが大きいのです。
以前にハンガリーの首都ブダペストに行った時、街で見かける文字が全く読めなくて、とても心細い思いをしました。

私と同じドイツ語のクラスの女性は、50歳代後半からドイツ語を始め、あっという間にマスターしてしまいました。
語学なんて幾つからでも始められ、またモノにも出来るのです。
私は今から95歳までの40年間に英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、そして日本語の6ヶ国語をマスターするつもりです。

本を読むにも、語学を勉強するにも、時間が必要です。
私の場合、早朝に勉強することが多いのですが、そのためにも夜は早く寝なければなりません。
従って「夜の予定」は知的生活の敵。
ある本の著者が「以前は異業種交流会などによく出ていたが、あまり役に立つことはなかったので結局やめた」と書いていました。
会社でも事業の手を広げ過ぎてはいけないのと同じで、参加する会も絞らなければ時間がいくらあっても足りません。

長谷川慶太郎さんが以前『マージャン・カラオケ・ゴルフはおやめなさい』という本を出したのですが、その本を読んで、ある政治家が面談を求めてきたとのことです。
「マージャン・カラオケ・ゴルフをしない人が、自分以外この世にいることに意を強くした。しかし私はそのことを人に強制したことはないけれど、あなたは本にまで書いている」と、その政治家。
その人こそ小泉純一郎さんだったとのことです。