最近考えること その1

謙虚に反省することは大切ですが、自分の欠点をいろいろと挙げるのは、時間の無駄とは言わないけれど、あまり意味がないのではないでしょうか。
それよりも自分の長所をいかに活用していくかを考える方が、よほど自分のためだし、しいては世の中のためにもなると思うのです。
どんな会社でも欠点や弱点はさまざまにあるわけですが、それを上回る長所があるからこそ事業が存続していくのだと思います。
ならば長所を磨きに磨くべきなのです。

自分の長所は何かと考えた時、やはり本を読むスピードを挙げることができそうです。
毎日2時間半ほどの読書時間を取っているのですが、この時に読む本が平均4冊。
1冊30分以内を目指しているのですが、今のところまだちょっとムリです。
何冊もの本を並行して読んでいく方法は、自分で試みた場合でも、飽きなくて効率的だと思いました。
しかし1冊30分以内で読めるならば、並行して読まなくても、1冊を読み切ってしまう方が早いわけです。

受講料が 5万円ぐらいするセミナーでも、その著者が書いた本をインターネットですべて注文し、全部読んでしまえば、セミナーに出る手間が省けます。
10冊も本を出している講師は案外少なくて、大体5,6冊程度。
仮に5冊読んだとしても3時間以内で読めてしまえます。
セミナーだと1日がかりで5万円。
本だと夕方から夜にかけて時間を使うだけで本代が7,500円ほど。
どう考えても本の方が経済的でしかも効率的。
これも速読のおかげです。

一人の著者の本を集中して読んでいけば、著者が何を言いたいのかが次第に分かってきます。
だから余計に速く読めるのです。
私もお気に入りの著者が30人ぐらいおり、それらの著書は出たらすべて読むことにしているのですが、読む前から書いてあることがだいたい推測できるので、速読がとても簡単なのです。

速読はそう意識しなくても、私の経験から言っても、読んでいるうちに勝手に速くなっていきます。
たまに「速読の本」を読むこともあるのですが、ほとんど参考になった試しがありません。
ずっと以前「不動産コンサルティング技能資格」の試験を受けなければならない時がありました。
試験勉強用のテキストなどは、とても速読はムリなのですが、それでも人がテキストを1回読む間に3回読むことができ、無事合格した経験があります。
活字を速く読めるというのは、確かに武器だと、その時改めて思った次第です。