『帯津良一のホメオパシー療法』

deguchi2009-09-03

帯津良一ホメオパシー療法』(帯津良一・ビイング・ネット・プレス・1,600円)の紹介です。
著者は医師。
朝5時半には病院に出ているというのも気にいっています。
ガンに対し西洋医学だけでなく、鍼灸、漢方、気功、イメージ療法、音楽療法、そしてサプリメントなど様々な取り組みを行っているのですが、最近大きなウェイトを占めるようになったのが「ホメオパシー療法」。

ホメオパシー療法で使うクスリは、自然界の存在する動物・植物・鉱物から取り出し、仁丹よりやや大きい程度を使用。
普通のクスリと違い、出来るだけ少ない量を使用する方が効果があるという不思議な療法。
例えば「キナ」という植物はマラリアに効くのですが、これを発見したハーネマンと言うドイツ人医師は、実際にキナの皮を食べたのだそうです。
すると驚いたことにマラリアと同じような症状が出たとのこと。
ある病気に有用な薬物を、健康な人に投与すると、その病気と同じような症状が出てくる。
逆に、同じような症状が出てくるものを、その病気用の薬として使おうとするのが「ホメオパシー療法」。

クスリの中には毒蛇の毒から取られたものがあり、これは「首回りが締め付けられる感じ」や「突然顔を紅潮させて攻撃的になる」患者によく効くのだそうです。
突然攻撃的になり、獲物に飛びかかって殺そうとする毒蛇的要素そのものの症状に、その毒から取ったクスリを投与するのです。
これなどまことに面白い例です。

ホメオパシーは「似たものが似たものを治す治療法」なので、「患者の像をイメージする」作業がとても大事になります。
そしてその患者の像に一番近いクスリを探し出すのです。
例えばストレスから病気になった場合、「鬱屈した怒り」を持つ薬がちゃんとあるそうで、それを活用。
単に対処療法だけでなく、「からだ」と「こころ」と「いのち」とを総合的に見ようとする著者の姿勢にも好感が持て、私にとっては評価AAAの本でありました。


帯津良一ホメオパシー療法』(帯津良一・ビイング・ネット・プレス・1,600円)の紹介です。
著者は医師。
朝5時半には病院に出ているというのも気にいっています。
ガンに対し西洋医学だけでなく、鍼灸、漢方、気功、イメージ療法、音楽療法、そしてサプリメントなど様々な取り組みを行っているのですが、最近大きなウェイトを占めるようになったのが「ホメオパシー療法」。

ホメオパシー療法で使うクスリは、自然界の存在する動物・植物・鉱物から取り出し、仁丹よりやや大きい程度を使用。
普通のクスリと違い、出来るだけ少ない量を使用する方が効果があるという不思議な療法。
例えば「キナ」という植物はマラリアに効くのですが、これを発見したハーネマンと言うドイツ人医師は、実際にキナの皮を食べたのだそうです。
すると驚いたことにマラリアと同じような症状が出たとのこと。
ある病気に有用な薬物を、健康な人に投与すると、その病気と同じような症状が出てくる。
逆に、同じような症状が出てくるものを、その病気用の薬として使おうとするのが「ホメオパシー療法」。

クスリの中には毒蛇の毒から取られたものがあり、これは「首回りが締め付けられる感じ」や「突然顔を紅潮させて攻撃的になる」患者によく効くのだそうです。
突然攻撃的になり、獲物に飛びかかって殺そうとする毒蛇的要素そのものの症状に、その毒から取ったクスリを投与するのです。
これなどまことに面白い例です。

ホメオパシーは「似たものが似たものを治す治療法」なので、「患者の像をイメージする」作業がとても大事になります。
そしてその患者の像に一番近いクスリを探し出すのです。
例えばストレスから病気になった場合、「鬱屈した怒り」を持つ薬がちゃんとあるそうで、それを活用。
単に対処療法だけでなく、「からだ」と「こころ」と「いのち」とを総合的に見ようとする著者の姿勢にも好感が持て、私にとっては評価AAAの本でありました。