個人でも「時間コスト削減」

「オフィス改革」でモノや書類を捨て去ることにより、スペースができ、動線も良くなっていきました。
コピー機など、どの机からも今までの半分の時間で行けるようになりました。
「スペース・コスト」や「時間コスト」の削減は、予想以上の効果をもたらしそうな気がしています。

少数精鋭と言いますが「少数」にすれば「精鋭」になることがよく分かりました。
特に女性社員の能力活性化には、目を見張るものがあります。
それぞれが、今までの倍ぐらいの能力を発揮しているような感じがします。
半分の社員数で、同じ仕事量をこなしているわけですから、計算上もそういうことなのでしょう。

会社は時間コスト削減に成功したのに、私個人は相変わらず、時間に追われ倒しています。
本筋のみを追い、その他のどうでもいいようなものは、極力カットしていかないと、二進も三進も行かない状態に陥りそうです。
「夜の会合には極力出ない」を基本路線にしようと思います。
夜出ると体力的にもきついし、時間的にはもっときつい。
朝3時に目覚ましが鳴る生活をしていると、夜のウダウダした時間浪費は耐え難いものがあります。

夜に予定が入っていると、本が読めません。
1日に本を4冊ぐらい読みたいわけですが、夜の予定が入っているとゼロになります。
本4冊分の内容を超える夜の会合なんて、ほとんどありません。
「夜に予定を入れない!」というのは、私の場合、人生成功の成否を決めるぐらい重要なことだと、もっと自覚せねばいけないかもしれません。

自分自身の時間コスト削減への工夫を、少しずつ実行していこうと思っています。
いま会社では「日本経済新聞」、「日経産業」、「日経流通」、「ジャパンタイムス」、「読売新聞」を取っています。
そしてすべてに目を通しています。
先日サンフランシスコに行っている間、新聞が20センチぐらい溜(た)まりました。
読まないと気になるので、相当の時間をかけて読み終えました。
が、全然充実感や達成感はなく「これはひょっとして時間イーター(eater)ではないか」と感じ出しました。

何となく習慣化していた新聞ですが、日経と読売を残して、あとは全部購読を中止することにしました。
読売新聞は不動産の折り込みチラシを見るために継続です。
つまりチラシのための新聞購読というわけです。
ビジネスマンであるからには、日経もちょっと外せません。
しかしあとはすべてカット。
たぶん時間的には1日20分ぐらい浮いてくるのではないでしょうか。
これは大きい。
それに購読料だってバカになりません。

と、まあ、こんな調子で様々な時間コスト削減案が出てくるはずです。
コストダウンを考えるのは、けっこう面白い知的ゲームでもあります。
しかも文字通りコストゼロ。
自分の人生にとって本筋(例えば掃除の2時間は私にとっては本筋)のものは、どうしても外せないのですが、ほかのものはカット出来ないか知恵を絞っていこうと思います。
その結果、時間がなくて今まで出来なかったこと(例えばフィットネスクラブやコンサート)が、案外あっさりと出来てしまえるのではないかという予感すらしております。