わが社のコンセプトは?

星野リゾートの星野佳路さんを追ったテレビを見て感動しました。
星野佳路さんは「リゾート運営の達人」で「リゾート再生の名人」です。
経営が行き詰ったホテルやリゾート地を再生させる手腕には目を見張るものがあります。

一番参考になったのが「コンセプト作り」。
そのリゾート案件に合った、的確なコンセプトをいかに打ち出していくか。
それが再生の可能性の大半を決めると言っても大袈裟ではないことが分かりました。
コンセプトを考え出すことが、何にもましての優先課題。

今朝はの掃除の間、ずっと「わが社のコンセプト」のことを考えていました。
トイレ掃除のときは、いつもドイツ語のCDを聞きながらやるのですが、今日はCDはやめ、ひたすらコンセプトのことを考えていました。
掃除の間、頭は自由に使えます。
単純な作業は、かえって思考にはプラスのように思います。
で、何とかコンセプトをまとめることが出来ました。

「超優秀なワクワク家内企業」がそれです。
この中には、私が目指しているすべての方向が盛り込まれています。
まずは会社であるからには「優秀」でなければならないわけです。
「優秀」の中には、経営的な面も、財務的な面も、社員の質的な面も、すべてのことが含まれます。
この際ついでに「超」をつけます。

「ワクワク」は文字通りワクワクしながら仕事をするということ。
仕事なんてイヤイヤしても意味がありません。
生活のためだけの仕事では悲しいし、金儲けだけの仕事でも卑しいと思うのです。
義務感だけでは、ちょっとつらいし、使命感だとカッコいいけど、ちと苦しい。
やっぱり仕事が面白くて仕方がないと言うのが、一番ナチュラル。
「やれクレームだ、やれトラブルだ」では嫌になってしまいます。
同じやるならワクワクに限ります。
私は仕事の仲間(社員)を、このワクワクの未体験ゾーンに連れて行ってやりたいと思っているのです。
「一緒にいい夢を実現しよう!」の願いなのです。

最後の「家内企業」の意味は、上場への方向とは正反対の会社にしたいということです。
また家族で運営していくということではなく、家族同然の仲間と働いていきたいという想い。

と、そこまでは割りと簡単だったのですが、当社の事業を“ひとくくり”にしようと思うと、全然スッキリ行かないのです。
「売買仲介」・「賃貸管理」・「コインパーキング」が当社の事業ですが、「宝塚専門の不動産業」くらいしか結びようがないのです。
それぞれの事業には、それぞれのコンセプトを当てはめていく方がいいかもしれないと今は思っています。
《つづく…》