そうだ、地政学!

地政学というのが、ひじょうに面白そうな気がします。
私は歴史も地理も政治も軍事も大好き。
それらがすべて地政学と関係があります。
将来、海外の大学で学ぶとしたら、絶対「地政学」。
ようやく自分の勉強したい分野がハッキリしてきました。

なぜ地政学が出てきたかというと、ブレジンスキーの『ブッシュが壊したアメリカ』(徳間書店・1,500円)を読んだからです。
最近でこそ、世界の動きを注意して見ていますが、今までは目の前の仕事ばかりに気をとられていました。
本の中に、ここ数十年に起こった国際大事件が載っていたので、再確認したいと思います。

1989年2月⇒ソ連軍がアフガニスタンから撤退。
日本はバブルの真っ最中でした。
1989年6月4日⇒天安門事件
民主化を要求した大学生たちに、中国政府は戦車を向けました。

1989年11月9日⇒ベルリンの壁の崩壊。
今から思えばこれは、後世の世界史に必ず出てくるような大事件でした。
やはりバブルにかまけて、私はあまり気にも留めていませんでした。
この事件は「冷戦の終結」を意味していたのですね。
1989年11月というのは、実は日本の不動産バブルが崩壊する最初の兆候を示した時期と、偶然にも重なっています(本当に偶然?)。
ちなみにアメリカの貿易センタービルへの航空機テロは、2001年9月11日。
1989年11月9日と、何となく数字が似ていると思いませんか。

1990年8月⇒イラク軍によってクウェートが占領。
1991年1月にアメリカがイラクへの空爆を開始。
湾岸戦争が始まった時、私は東京のホテルにいたことをよく覚えています。
このへんから日本経済が急激に悪化してきました。

1991年8月⇒ゴルバチョフに対するソ連強硬派のクーデターが失敗し、このあとエリツィンの政治的影響力が強まりました。
1997年⇒香港が中国に返還。
2000年⇒プーチン大統領の誕生。
2001年⇒偵察機撃墜をめぐり、米中間に緊張。
2001年9月11日⇒貿易センタービルへの航空機テロ。
ここから世界はものすごく動き出します。

地政学こそ、自分が将来研究したい実学だと分かっただけでも、ブログを書いてきた値打ちがあるというものです。
今まで興味を持ってやってきたことが、すべて地政学に集約できることに気がつき、自分自身でもちょっとビックリ。
語学の勉強だって、将来の地政学のためと言えないこともありません。
意識の集中が今は「コインパーキング」なのですが、その次は「地政学」かも。