ウクライナ戦争

フランスとドイツの新聞をネットで読んでいます。

 

今はウクライナでの戦争の記事が多く、そうすると内容が最初から大体わかっているので、他の記事と比べると理解度が高いのです。

 

ウクライナ戦争の場合、中立的な立場で読んでいるわけではなく、ウクライナを応援する気持ちが強いのは致し方ありません。

 

当初ロシアは2日間ぐらいで首都キーフを占領する目論見が、100日も経ったのに未だにモタモタしています。

 

ロシア軍が兵力を集中して制圧した地域でも、その後ウクライナ軍が盛り返したりして、まさに一進一退。

 

ウクライナが優勢だとうれしくなり、劣勢だと残念な気持ちになります。

 

これって阪神タイガーズの記事を読むときと同じではないかと(不謹慎ながら)気がつきました。

 

太平洋戦争での敗北に至るまで、日本の新聞は日本軍の積極的な攻勢を煽りに煽っていました。

 

そのほうが新聞がよく売れるからです。

 

新聞が世論を戦争に導いていったのは間違いがありません。

 

関東軍が暴走して、国際上の信頼を失っていったのは、今のロシアとそっくりです。

 

プーチン大統領は、日本の失敗事例を学んでいないのではないかと思います。

 

外国の新聞を読んでいると、イギリスが開発した地対空ミサイル「ジャベリン」をはじめ、トルコ製のドローンやポーランド製の最新武器などが活躍していることを知ります。

 

敵兵士のスマホから位置を特定したり、軍事情報を盗聴したりもしています。

 

ソフト、ハードとも戦争の形が変化していっています。

 

上昇志向

いま使っている「5年手帳」の、今年が最後の年になります。

 

予定をはじめ、さまざまなことがギッシリと書き込まれていて、見ているだけで壮観でもあります。

 

これだけの内容が書き込まれているのなら「そりゃあ、いい人生になるはずだ」と自分でも納得できました。

 

確かに、今までの人生のどの5年間を切り取ってみても、直近のこの5年間以上の濃さを持った期間はなかったと思います。

 

SNSで「リア充」という言葉があり、いかに充実した体験をしているかを誇ることを言うのですが、そういう意味では「リア充」満点の5年間だったと思います。

 

仏教で「上求菩提、下化衆生(じょうぐぼだい・げけしゅじょう)」という言葉があります。

 

自分を向上させる努力と、人々に奉仕する心のことです。

 

いわば「上向きのベクトル」と「下向きのベクトル」との両方が求められているのです。

 

私の場合「上求菩提」、即ち上昇志向が極めて強く、自分一人でどんどん前に進んでいこうとする傾向があります。

 

しかしながら大きな会社にしようとして、散々人間関係に苦しんできた経験もたっぷりしているので、もうこれからは(まわりに気配りばかりせずに)上昇志向一筋でもいいのではないかと居直っています。

 

とはいえ、仮に家族の誰かが病気だとすると、上昇志向一筋などとは言っておられないわけで、他のことを何も心配せずに頑張ることができるのは、ひとえに神様のおかげ以外の何物でもないと深く感謝しています。

 

そしてそのご恩のお返しが「上機嫌でいること」、即ち「上機嫌力」であると悟り、実践しているところです。

呪縛を捨てる

60歳代後半になって「自分が一番やりたかったことは勉強だったんだ」と気づきました。

 

遅きに失するとはこのことで、ずいぶんと遠回りをしてきたわけですが、もしこの遠回りがなければ鼻持ちならない人間になっていたのは間違いなく、これもまた「神の計画」だったのかもしれません。

 

「会社を大きくしなければならない」との思い込みをなくしたところから、本当の意味での快進撃が始まったように思います。

 

この呪縛を捨てたことにより、収益も安定し、身も心も自由自在になりました。

 

今も「不自由」なくらい忙しいのですが、これは人から強制されたものではなく、それが証拠にいつもワクワク感でいっぱいです。

 

もう一つ呪縛を捨てようと思っています。

 

それは「井の中の蛙(かわず)になってはいけない」というものです。

 

地方の小さな会社で働いていると、知らぬ間に世間知らずになってくるのではないかという、一種の恐れのような感情があります。

 

強迫観念と言い換えてもいいかもしれません。

 

が、無理やり人脈を作ろうと思わずとも、必要(あるいは重要)な人は勝手に向こうからやってくるのではないかという気がしてきました。

 

会社や自分を一層懸命に磨いていれば、それなりの人との出会いがあるのではないかと思うのです。

 

幸い「やるべきこと」はいっぱいあります。

 

「やるべきこと」を「多読」と「語学」と「投資」に絞ったのは大正解だったし、その方法論のところでも「ヨコ勉」や「車勉」や「画期的語学学習法」など、新しいメソッドを開発しました。

 

過去最高の5年間

私は「5年手帳」を使っているのですが、今年が最後の年となります。

 

さすがに5年間も使っていると、外見はボロボロです。

 

が、その中身のなんと充実していたことか。

 

60歳代後半の5年間だったのに、20歳代と30歳代を足した20年間に匹敵する成果がありました。

 

経済的にも、健康的にも、知的にも、精神的にも、「肉体的には一番元気だったはず」の20年間をアッサリ凌駕する5年間でありました。

 

大学入学以降の手帳は捨てずに、すべて保管しています。

 

1989年をピークとしたバブルのころは相当忙しく、またそれなりの行動量だったので、手帳が予定で真っ黒になっています。

 

しかしながら中身の濃さから言えば、やっぱり今の5年間のほうが圧倒的に上なのです。

 

「クルマ旅」や「毎月の読書量200冊」や「伊勢神宮への毎月の参拝」や「画期的語学学習法」などは、若いころには夢にも思わなかったことです。

 

しかしながら、これらが人生後半戦を輝かせてくれているのは間違いありません。

 

散々迷いながら生きてきたわけですが、後半になるほど良くなってきているような気がします。

 

今、嫌々やっていることは一つもありません。

 

先日、裁判所で20年間一生懸命働いてきた人の本を読んだのですが、辞めて一番良かったのは「嫌な上司や変な同僚と一緒に働かなくていい」ことだったそうです。

 

会社の社長であっても「嫌な人とは一緒に働かなくていい」とはならず、けっこう我慢しながら働いていることだってあるのです。

 

その点、今の私は「気の合う人たち」だけと接しているので、毎日ほとんど天国のようなものです。

 

 

趣味

根を詰めて読書や勉強をしている合間に、息抜きでパソコン相手に将棋を指すことがあります。

 

それにのめりこむと具合が悪いのですが、あくまでも息抜き。

 

面白いことに効率よく頭を使っていた時ほど勝率が高く、その時の頭の状態のバロメーターになっています。

 

私の場合、読書や勉強は一種の自己投資でもあり、また趣味でもあります。

 

趣味にも息抜きが必要なことがあるというわけです。

 

創業社長や猛烈サラリーマンの場合は、趣味などなく仕事ばかりやっていることが少なくないのですが、別にそれが悪いとはちっとも思いません。

 

ただ趣味があったほうが人生に彩(いろど)りがあるかもしれません。

 

また趣味がある人のほうが、人間的な幅があるような気もします。

 

ただし、あまりにお金や時間がかかりすぎる趣味は最初から避けたほうがいいように思います。

 

危険な趣味というのも論外で、30代の働き盛りのときにモトクロス・バイクで突如亡くなった人を2人も知っています。

 

長距離ハングライダーが趣味で、ときたま海外にも遠征に行くという会社社長を知っているのですが、ハングライダーをやめるか、社長をやめるかのどちらかにすべきだという気がします。

 

私の趣味は読書と語学とクルマ旅。

 

年取ってからも、読書と語学はボケ防止にいいと思っていますが、クルマの運転のほうは少々危険になってくるかもしれません。

 

したがって自動運転に大いに期待している一人でもあります。

 

シンプルライフと目標

長いあいだ自分も家族も犠牲にして仕事をしてきたあげく、今頃になって「自分が一番やりたかったことは勉強だったんだ!」と気づきました。

 

しかしながら、そういった遠い回り道をしてきたからこそ、今の自分があるのだと思います。

 

最初から何の不自由もない学究生活からスタートしていたのでは、世間知らずで、鼻持ちならない人間になっていた可能性が十分にあります。

 

経営や経済の分野は今でも一番の関心事ですが、語学や歴史など一銭の得にもならない分野にも極めて興味があります。

 

自宅では「パワースポット化した書斎」で知的作業をしていることが多く、リビングで腰を落ち着けてテレビを見ることはまずありません。

 

テレビを見ないとタレントの名前がほとんどわからないといったデメリットはあるのですが、それで困ったということは皆無です。

 

会社経営しているのに個人的な物欲はあまりありません。

 

ただ自分への投資は怠らず、本代には毎月50万円以上使っており、そういった生活ができることにとても感謝しています。

 

超高級外車や豪華別荘やプライベートジェットやクルーザーには、私自身、全然興味がないので助かっています。

 

仕事面でもコツコツと地道に収益物件を増やしていくことに興味があり、投機で一攫千金の気持ちは1ミリもありません。

 

今の経営目標は「月1,000万円のキャッシュフロー」です。

 

また生涯かけて80物件ほどの収益物件の保有をイメージしています。