いま使っている「5年手帳」の、今年が最後の年になります。
予定をはじめ、さまざまなことがギッシリと書き込まれていて、見ているだけで壮観でもあります。
これだけの内容が書き込まれているのなら「そりゃあ、いい人生になるはずだ」と自分でも納得できました。
確かに、今までの人生のどの5年間を切り取ってみても、直近のこの5年間以上の濃さを持った期間はなかったと思います。
SNSで「リア充」という言葉があり、いかに充実した体験をしているかを誇ることを言うのですが、そういう意味では「リア充」満点の5年間だったと思います。
仏教で「上求菩提、下化衆生(じょうぐぼだい・げけしゅじょう)」という言葉があります。
自分を向上させる努力と、人々に奉仕する心のことです。
いわば「上向きのベクトル」と「下向きのベクトル」との両方が求められているのです。
私の場合「上求菩提」、即ち上昇志向が極めて強く、自分一人でどんどん前に進んでいこうとする傾向があります。
しかしながら大きな会社にしようとして、散々人間関係に苦しんできた経験もたっぷりしているので、もうこれからは(まわりに気配りばかりせずに)上昇志向一筋でもいいのではないかと居直っています。
とはいえ、仮に家族の誰かが病気だとすると、上昇志向一筋などとは言っておられないわけで、他のことを何も心配せずに頑張ることができるのは、ひとえに神様のおかげ以外の何物でもないと深く感謝しています。
そしてそのご恩のお返しが「上機嫌でいること」、即ち「上機嫌力」であると悟り、実践しているところです。