書斎がパワースポットに

最近はタブレット一つ持っていれば、どこででも仕事や学習ができるようになりました。

 

カフェを活用して、宅地建物取引士などの資格をいくつも取った人を知っています。

 

東京ではカフェで勉強する人たちが多く、そこではピンと張られた一種の緊張感があり、場の雰囲気が集中力を後押ししてくれます。

 

一方、地方の街だと、オバちゃんたちがダベる場であることも少なくなく、そうするとそういった緊張感は出てきません。

 

東京は若い人たちの切磋琢磨の場でもあるわけです。

 

私の世代だと、いくつもの地域を経て東京へ転勤といったケースが普通でしたが、最近は最初から東京勤務となることが多いようです。

 

私もカフェでの知的作業に挑戦しようと思ったのですが、自宅の書斎自体が一種のパワースポットになっていて、わざわざ他所(よそ)で勉強することはないという結論に今は達しています。

 

パワースポット化させる要件は「整理・整頓・清掃」につきます。

 

いま私自身は会社の掃除をせず、スタッフに任せているのですが、毎日ピカピカに磨き上げられています。

 

清潔度では日本の会社のトップ5%に入っているのではないかと思います。

 

週に1度、会社で専門書を読むのですが、独特の緊張感の中、集中力が研ぎ澄まされます。

 

「ヨコ勉」と称する読書法で次々専門書を読んでいくのです。

 

午前中だけで7,8冊の本が読めたりします。

 

先日も調子よく速読できたため、一時は20冊近く買いためていた本が全部読み切れてしまいました。

 

来週はどうしようかと、今ちょっと思案中です。

痛快、新しい世界へ。

フランス語、英語、ドイツ語のそれぞれのネット新聞を手書きで写していく学習法をやりだしてから、ちょっと大げさですが人生が変わりました(「画期的語学学習法」と呼んでいます)。

 

やや漠然としていた語学の目標が「各国語の新聞が読めるようになる」と定まったのも、自分では驚きでした。

 

一見、遠回りのように見える「手書き」ですが、書いているうちに各言語のリズムのようなものがわかってくるようになり、またスペルも(頭でなく)手が覚えてしまいます。

 

よほどの才能や緊急性(例えば「来月からアメリカに駐在する」など)がないと、語学習得には時間がかかります。

 

私など英語は50年以上、ドイツ語は20年以上勉強しているのに「まだまだ」の感があります。

 

ところが新しく始めた「画期的語学学習法」だと、数か月で新聞が読めるようになるという手ごたえがあります。

 

新聞が読めれば雑誌も読め、本も読めるようになるはずです。

 

特に英語の本が読めるようになると、一気に世界が広がります。

 

言葉という船を手に入れることにより、未知の世界へ航海に出ることができるのです。

 

今までそれは遠い先の話でありました。

 

が、この「画期的語学学習法」を使うと、奇跡のように目標が近づいてくるのです。

 

まるで(人を天才にするという)空海の虚空蔵求聞持法ではないですか。

 

人生の後半にこんな面白い展開が待っているとは夢にも思いませんでした。

 

近い将来、毎月の読書の3分の1ぐらいは英語の本にしたいものです。

 

月に60冊~70冊の本を読んでいるネイティブは極めて稀(まれ)だと思うのです。

 

語学においてネイティブさえ凌駕(りょうが)してしまうのは痛快の極みです。

新しいパソコン

パソコンを新しいものに替えました。

 

前のパソコンは5年半使いました。

 

途中2度ほど新しいものに買い替えようとしたのですが、その都度売り切れで買えなかったのです(半導体不足の影響もあったのかもしれません)。

 

前のパソコンがの具合が悪くなったというわけではなく「もうそろそろ新しいのにしたほうがいいのではないか?」という思い込みだけで買い換えました。

 

パソコンが故障してしまうと、仕事も生活も成り立たないところまで来てしまっています。

 

こういう状態が正しいのかどうかはよくわからず、もう少し「原始的な」生活に戻してみてもいいかもしれないと感じます。

 

逆にスマホは日常生活ではほとんど使わないので、スマホが故障してもどうってことはありません。

 

新しいパソコンにして暫(しばら)くは、慣れないので使い勝手が悪く、予想外の時間を食います。

 

読んだ本は「読破リスト」にすべて記録していっているのですが、パソコン上の変なボタンを押したりして、読んだ本の記録が30冊分ほど、どこかへ飛んで行ってしまいました。

 

読んだ本は個人図書館で保管しているので、わざわざそこから本を持ち出し、もう一度データを入れなおす作業をしなければなりませんでした。

 

パソコン上からデータを消滅させた気持ちは、なんとも空虚で、苦しいものがあります。

そうでなくても時間が足らないのに「画期的語学学習法」を毎日やっています。

 

「画期的語学学習法」と「ブログ書き」と「読書」と「ウェブレッスン」は、時間的な競合関係にあり、これに新しいパソコンの「ややこしさ」が加わって、いま少々パニック状態です。

重大メモ

自分の人生でも大きな節目になるような事柄は、手帳の表紙をめくった最初のページにメモするようにしています。

 

それを時たま見て「おっ、もうあれから〇年経ったのか」と驚くことがよくあります。

 

今の自宅に引っ越したのが7,8年前の感覚だったのに、もう15年も経っていました。

 

ずっとこの家で住んでいたいし、この家で天寿を迎えたいと思っています。

 

12年前には経営上の一大決心をし、64坪の大型路面店舗から、15坪のビルの2階へオフィスを移動させました。

 

それが会社のダウンサイジング化への第一歩でした。

 

コインパーキングという安定収入があったからこそできた決断でした。

 

が、その決断を出すのに(朝から晩まで悩み通して)2週間かかりました。

 

結果は大正解だったと思います。

 

10年前に語学のウェブレッスンを始めていることもメモしていました。

 

最初は英語とドイツ語だけだったのですが、躁(そう)状態のときにフランス語を申し込んでしまい(63歳)、その次の躁状態のときに中国語も申し込んでしまいました(64歳)。

 

しかしながら振り返ってみれば、この10年の間に私の語学力は大飛躍しています。

 

9年前にはビートが介助犬協会から譲渡され、わが家にやってきました。

 

5年前に不動産管理業務から撤退し、ダウンサイジングの方向に拍車がかかりました。

 

ごく最近のメモには、新しいパソコンに替えた件と、既存のコインパーキングを15%ほど減らした件と、「画期的語学学習法」を始めた件とが書かれています。

好調クルマ旅

コロナのせいで海外旅行に行けなくなり、これが私にとってはひじょうにプラスでした。

 

その分、国内旅行に数多く行けたからです。

 

国内旅行は“ほぼ”すべてがクルマ旅。

 

それもほとんどが1人旅です。

 

家族の用事が東京である時など、妻が新幹線で、私がクルマで別々に行くことすらあります。

 

東北や南九州あたりへの旅だと、目的地に着くまでにどこかで1泊しないといけないのですが、それもまた楽しいのです。

 

クルマ旅だと荷物の制限がなくなるので、1人旅なのに大きめのスーツケースを2つ持っていきます。

 

スーツケースの中には、デスクワーク用のライトや、体重計や、風呂で使う携帯イスまで入っています。

 

「宿泊は一流ホテルで」とか「旅行ではご馳走を」などという思い込みを捨てたら、旅がいっそう自由自在になりました。

 

神社巡りをする時など、朝食を取らず早朝からスタートします。

 

いくつかの神社を参拝したのち、高速道路のサービスエリアで午後4時ごろに食事をすることが多く、たいていそれが「1日1食」となります。

 

私の経験則では「食べないとバテない」のです。

 

経済や経営や時事問題や語学のCDをタップリ積んでいるので、本とはまた違った勉強ができるのもうれしいですね。

 

運転に疲れたときなど、音楽を聞くと元気になることがあります。

 

昔の歌謡曲やジャズがガツンと魂に響いてくるのですが、試しに民謡を聞くとバッチリでした。

 

江利チエミのファンクラブに入りたい心境ですが、もう存在していないでしょうね。

外国の新聞を読む

リーマンショックのあと、ギリシャが経済的に国家破たんする手前まで追い込まれたことがありました。

 

「いったいどうなるのだろう?」と非常に興味があったのですが、日本の新聞ではほとんどその内容がわかりませんでした。

 

そこでどうしたかというと、ギリシャの英字新聞をネットで追っていったのです。

 

英語を読むメリットを痛感しました。

 

今はフランス語と英語とドイツ語の、新聞や雑誌のネット版を読んでいます(正確には書き写しています)。

 

最近はウクライナの記事が多いのですが、ロシア軍はこの3か月で、アフガニスタンでの9年間の戦死者数を超えてしまったこともドイツ語新聞で知りました。

 

外国語の新聞を読んでいてわかったことがあり、ドイツは首相が大統領よりも偉く、フランスは大統領が首相よりも偉く、アメリカは大統領だけで首相はいず、日本は首相だけで大統領はいません。

 

フランスに首相がおり、ドイツに大統領がいるなんて思いもよりませんでした。

 

フランスの大統領はエマニュエル・マクロンという44歳の男性ですが、今度フランスの首相に選ばれたのはエリザベット・ボルヌという61歳の女性です。

 

顔写真を見た感じでは61歳よりももっと老けている印象ですが(失礼!)、全身を写した写真はスリムで、しかもミニスカートをはいているのです。

 

さすがフランス女性!と敬服しました。

 

私のフランス語の先生はフランス人女性ですが、このフランス首相のことを知りませんでした。

 

新聞を読んでいるだけで、もうフランス人を超えた知識を得ることができています。

 

画期的語学学習法

ル・モンド語学学習法」と名づけていたのを「画期的語学学習法」とシンプルにそのまま呼ぶことにしました。

 

実際にやり始めてみると、実に面白く、また効果が十分に期待でき、これを続けていかない手はありません。

 

毎日続けているのですが、義務感はなく、あるのはワクワク感のみ。

 

多分1年後は各国語の新聞が苦もなく読めるようになっているはずです。

 

フランス語と英語とドイツ語のネット新聞での、最初に出てくる新聞記事を書き写し、わからない単語を辞書で調べていくだけの作業です。

 

記事自体が現に世界で起こっていることで、内容に興味があるし、毎回変わるので飽きがありません。

 

学習効果だけでなく、ていねいに手書きしていくと、それだけで心が整っていくことがわかりました。

 

まるで写経です。

 

辞書で調べた日本語訳が漢字であれば、必ず漢字もノートに手書きします。

 

そうすると漢字まで正確に覚えることができるのです。

 

フランス語や英語やドイツ語は当然アルファベットですが、手書きすることにより綴り(つづり)もキチンと頭に入ってきます(手が勝手に覚えるといった方が正確かもしれません)。

 

フランス語は動詞がムチャクチャな変化をするのですが、こういったものも書き続けていくうちに、何となく「勘どころ」のようなものがわかってくることに気がつきました。

 

フランス語の文を読んでいて「なんか英語でも見たことがあるなあ」と思う単語はたいてい同じ意味なのです。

 

欧米語はみんな親戚なんですね。