過去最高の5年間

私は「5年手帳」を使っているのですが、今年が最後の年となります。

 

さすがに5年間も使っていると、外見はボロボロです。

 

が、その中身のなんと充実していたことか。

 

60歳代後半の5年間だったのに、20歳代と30歳代を足した20年間に匹敵する成果がありました。

 

経済的にも、健康的にも、知的にも、精神的にも、「肉体的には一番元気だったはず」の20年間をアッサリ凌駕する5年間でありました。

 

大学入学以降の手帳は捨てずに、すべて保管しています。

 

1989年をピークとしたバブルのころは相当忙しく、またそれなりの行動量だったので、手帳が予定で真っ黒になっています。

 

しかしながら中身の濃さから言えば、やっぱり今の5年間のほうが圧倒的に上なのです。

 

「クルマ旅」や「毎月の読書量200冊」や「伊勢神宮への毎月の参拝」や「画期的語学学習法」などは、若いころには夢にも思わなかったことです。

 

しかしながら、これらが人生後半戦を輝かせてくれているのは間違いありません。

 

散々迷いながら生きてきたわけですが、後半になるほど良くなってきているような気がします。

 

今、嫌々やっていることは一つもありません。

 

先日、裁判所で20年間一生懸命働いてきた人の本を読んだのですが、辞めて一番良かったのは「嫌な上司や変な同僚と一緒に働かなくていい」ことだったそうです。

 

会社の社長であっても「嫌な人とは一緒に働かなくていい」とはならず、けっこう我慢しながら働いていることだってあるのです。

 

その点、今の私は「気の合う人たち」だけと接しているので、毎日ほとんど天国のようなものです。