東京クルマ旅 その3

東京のホテルで朝起きたあと、しばらくしてからクルマのキーがないことに気がつきました。

 

それはクルマで自宅に帰られないということを意味します。

 

一瞬、血の気が引くのを感じました。

 

きのう着て行った服や、部屋のあちこちを探してもないのです。

 

いろいろ考えた末、自宅に電話して、家内に予備のカギをホテルに送ってもらうように頼みました。

 

しかしながら鍵が到着するまで心が落ち着きません。

 

私は何か具合が悪いことが起こった時に「これは何を意味しているのだろう?」と考えるクセがあります。

 

内省してみたのですが、そんなに傲慢にもなっていないし、乱れた言動も取ってはいません。

 

すると床に鍵が落ちているのを、ふと発見したのです。

 

地獄から天国とはこういうことです。

 

「どうしてこんなところに落ちているのだろう?」という疑問と、「さっきからその辺は見ているはずだが」という思いはちょっぴりあったのですが、喜びの方が勝りました。

 

とてもうれしかったのですが、段々と二日酔いの症状が出てきたのです。

 

胃のあたりが重苦しく、ベッドに倒れたまま起きることができませんでした。

 

そのまま2時間ほど寝たあとはスッキリし、予定していた東京ビッグサイトの展示会に向かいました。

 

展示化の内容は期待外れで、もう何年も連続でスカを食らっており、来年からは不参加と決めました。

 

イマイチな1日だったのですが、反省も込めて、いろんなことを学べたようにも思います。