「旅人投資家」というのを自分のコンセプトに入れており、また普通の人よりはよく旅に出ています。
が、どうも自分は自宅が大好きなのではないかということを最近気づきました。
自宅のある関西だけでなく、東京やシンガポールやミュンヘンやバンクーバーあたりで拠点を持って、世界中を飛び回って活動したいと思っていたのですが、どうやらその必要もないし、体力も時間もないことが分かってきました。
阪神間の一拠点で十分だし、今の働き方や生活が一番性に合っているように感じます。
家はメンテナンスがとても大事です。
シッカリ掃除をし、維持管理を怠らなければ、少なくとも私が生きている間は頑張ってくれそうです。
家もその主(あるじ)も、ユッタリと、うまくキレイに老いていきたいと願っています。
高校生の時に志賀大郎先生のご自宅の膨大な蔵書を拝見したり、大学生の頃に渡部昇一先生の本と出会ってプライベート・ライブラリーの存在を知ったりしました。
それらが長いあいだ私の潜在意識の中で熟成し、今の地下の個人図書館につながったのだと思います。
サムライが刀のことをいくら自慢しても構わないように、知的生活者にとっても本のことをどれだけ自慢してもいいという暗黙のルールがあります。
私にとっても個人図書館は自慢の種なのですが、お見せする人はかなり厳選しています。