資産の入れ替え

人生にはいくつかの分岐点があります。

 

そのときに右へ行くのか、あるいは左に行くのかで、あとあと大きな差が出ることがあります。

 

会社経営でも同じで、数年間は同じ商品で食べていけても、環境の変化や、あるいは自社内の変化で、やり方をどうしても変えていかなければならない時期というのがあります。

 

保有する収益物件の数なども、どこかで管理能力の限界というのが出てくるかもしれません。

 

個人投資家保有する株は、せいぜい5銘柄が限度だと読んだことがあります。

 

それ以上だと管理しきれないからです。

 

不動産の場合はもう少し多くても大丈夫かもしれませんが、いずれにせよ数の限界というのがあるように感じます。

 

事業で財を成し大富豪になった人が、海外の不動産を購入し、それも一国だけでなく、アメリカやアジアやヨーロッパなどの“さまざまな”地域で購入していった結果、自分でもどこで何をいくつ持っているか分からなくなったという笑い話のような実話があります。

 

収益物件がある程度の数になるまで増やしていった場合、どこかの時点で物件の入れ替えというのが必要になってくるのかもしれません。

 

当社の場合、社員増というのは考えていないので、これからは優良物件に絞って保有していく(入れ替えによって優良物件だけにする)という姿勢が大事だと思っています。

 

若い頃のように「全身全霊」仕事に打ち込んでいくのは、ちょっと難しくなってきました。

 

やるべきこと(やりたいこと)は「読書・語学・投資」の3つなので、自分のエネルギーの3分の1を投資につぎ込むわけですが、イケイケドンドンで行くよりは、ゆっくりと余裕を持ってやっていく方が余程いいのではないかと思っています。