成功者のワナ

成功した人が陥りやすい「罠(わな)」の一つに
「いかがわしい投資話」というのがあります。

最初から「いかがわしい」と分かっていたら
誰も手を出さないのですが、いかがわしさが巧妙に
カモフラージュされていたり、あるいは紹介者は
まともな人なのだけど、その人が既に騙されていたり
するわけです。

そういった投資話で数千万円を失ったという話は、
私が直接知っているだけで数件あります。
(さすがに数億円失ったという話は、私のまわりでは
ありませんが)

たまたま“まとまった”お金が手元にあり、
気持ちが緩んだ時にそんな話が入って来るものだから、
ついつい欲が出てしまうのです。

また、濡れ手に泡のような感じで儲けたお金は、
本当に泡がスーッと消えていくように、気がつけば
なくなっているのです。

創業期など仕事ばかりしている時は、仕事以外に時間を
費やしている暇はないのですが、余裕ができ出すと
趣味や遊びにも興味を持ち出します。

趣味は人生に彩(いろどり)をもたらせるし、
自分を成長させてくれる面もあるので、とても大事だと
思います。

が、興味が「ネオン街の散歩」などに向かってしまうと、
マイナスの方向に自分を引っ張ってしまいます。
夜の世界で年間1億円使うという人がいましたが、
今頃はカラダか会社か家庭のどれか(あるいはすべて)が
おかしくなっているのではないかと懸念します。