お金にモテる

還暦を超えると得られる特権は「好きなことしかしない」宣言を堂々と行えることです。
わたしの「好きなこと」は遊びではなく勉強や仕事なので、一生存分に学び“かつ”働いていこうと思っています。

「仕事はお金のため」なのは間違いがないのですが「生活のために仕方なく仕事をする」状態を超えると、俄然仕事が楽しくなります。
私はもうお金のことを忘れて仕事三昧(勉強も含む)になれるので、こんな幸せなことはありません。

仕事によって人間性が磨かれるのは間違いがありませんが、中にはやればやるほど人間性が卑しくなる仕事もあるのは事実で、そういった仕事からは一刻も早く足を洗うべきなのは言うまでもありません。
しかし「お金儲け」自体は卑しいものでは決してなく、そこのところを勘違いしていては“なかなか”裕福にはなれないのです。

異性にモテる人がいるように、お金にモテる人もいるわけです。
お金自身も、自分を大事に扱ってくれる人や、価値を認めてくれる人や、自分に好意を持ってくれる人が好きなのです。
本音のところではお金が嫌いな人はいないはずで、ならばもっと堂々とお金を愛するようにすればいいと思うのです。

案外その辺に大富豪へのカギが隠されているのかもしれません。
「仕事ができる」のと「お金持ちになる」のとは、またちょっと違うのですが、最も求められるのが、前者は「勤勉」、後者は「考え方」ではないかと思うのです。
富裕層になりたければ、遠慮などいらず、そう思い込めばいいのです。

会社が大きくなっていっても、自分が忙しくなるばかりで、ちっとも時間もお金も自由にならないということがあります。
お金が自由にならないどころか、社長である自分の年収が減っていくということすら起こったりします。
どこか根本的なところで「やり方」が間違っているに違いありません。

自己啓発書などを読むと「なりたい自分」や「欲しいもの」を恰(あたか)も実現したかのように思い浮かべたり、紙に書いていったりする方法が必ず書いてあります。
あまりに簡単すぎてスルーする人が多いのではないかと思うのです。
本当に自己実現するのかどうか、自分自身で試してみたいと思っています。