いい環境で、最高のパフォーマンスを

人生は「何を取り、何を捨てるか」の連続だと思うのです。
いわば「選択と集中」。
会社経営と同じです。
例えば私がゴルフをやっているとしたら、読書も語学もかなり犠牲になっていると思うのです。
ゴルフは社交の輪が広がっていいのですが、時間とお金がかかり過ぎるきらいがあります。

特に読書では、予想もしなかったような境地が開けてきたので、これを阻害するような時間の使い方は勿体(もったい)なくって出来ないのです。
読書には今のところ夜の3時間を当てています。
従ってこれを潰してしまうようなことは極力したくないのです。

自分の願いを叶(かな)えるためには、ある程度ストイックにしていかなければいけないことも事実です。
テレビと読書とは相いれないし、コンサートや映画や観劇や野球観戦やカラオケなども読書の時間を奪ってしまう要因です。
ネットサーフィンやSNSにハマってしまうと読書の時間を費やしてしまうので、出来るだけ見ないようにしています。

サラリーマンをやっている頃は若かったこともあり、よく「飲み」に行っていました。
が、最近はグルメには行っても飲みに行くことはありません。
行きつけのスナックやナイトクラブというのも全くありません。
海外旅行に行った時に、ホテルのバーに行くことはありますが、これは勉強のため。
海外のバーで観察していると色々な情報が入って来るからです。

若い頃は人脈形成のために色んな会合に参加していました。
手帳にその日の夜の予定が詰まっていなければ何か寂しく、忘れ物をしたような気がしたものです。
そうして作ったはずの人脈も、バブル崩壊とともに今はほとんど残っていません。

自分が本当にやりたいことを成し遂げるためには社交を狭めるということも必要かもしれません。
還暦過ぎたら少しは仰ぎ見られるような存在にならなければならないかもしれませんが、私自身は自分の「成長」のためにも、腰を低くして自分よりも若くて「仕事ができて性格もいい」人たちとの交際を望んでいます。

会社のスタッフたちとも、ともに働く仲間といていい人間関係が出来ています。
上下関係が敵対関係になってしまうような組織もあるかもしれませんが、当社の中では職場の人間関係がストレスになることはまずありません。
自分が楽しく働いていれば、やっぱりいい仕事ができ、まわりの人たち(むろんお客さまも!)にもその喜びを伝えていくことが出来ると思うのです。