経済の予測

本を読んでいると色々なことが分かってきます。
中国経済バブル崩壊も10年ぐらい前から分かっていたのですが、これも本のおかげです。
特に2015年からその兆候がハッキリと表れるということも、随分以前に読んだ本に書いてあり、ずっとマークしていました。

中国のバブル崩壊の凄さは日本の90年バブル崩壊の比ではないと思います。
なぜなら中国は人口が日本の十数倍。
しかも「行け行けドンドン」で需要のことなどほとんど何も考えずに、とにかく供給優先で物事が進められていきます。
私自身も実際に中国で見てきましたが、人が住まない膨大なマンションがいくつも建てられていました。

中国に思い入れ、中国で長い間働いてきた日本人が「もう中国はダメだ」と帰ってきました。
生活環境もひどく、貧富の差も激しすぎ、まともな国ではなくなっているようです。
今までは経済の成長スピードが速く、いろんな矛盾があっても、そのスピード感に隠れて見えなかったのですが、肝心のGDPの成長率が大きく鈍ると、一挙に具合の悪いところが噴き出してきます。

あれだけ「反日」で押し通してきたのに、経済の先行きに不安が出始めると、途端に日本にすり寄ってきます。
ここで甘い顔して近づいていくと、また思わぬところで「反日」のしっぺ返しが待っています。
中国や韓国や北朝鮮などとの、国と国とのお付き合いは「お付き合いしない」というのがベストの方法だと思うのです。

2020年の東京オリンピックまでは日本経済は持つけれど、それ以降は保証の限りではないというのが世間の通り相場になっています。
が、本を読んでいると、どうも2020年から2038年までの間が日本の黄金期のようなのです。
もし本に書いてあることが正しければ、何といい時代にこの日本に生まれてきたことかと感謝してしまいます。

株価は半年先の実体経済を表していると言います。
例えば半年後に実体経済が悪くなるのであれば、半年前に既に株価が下がるという現象が起きるのです。
が、私の体験では、株価が変化する前に、実は不動産市況が変化しているのです。

2008年に世界経済を揺るがした「リーマンショック」が起きましたが、「リーマンショック」は一つの結果であって、実際は2007年から実体経済がもうおかしかったのです。
不動産の世界ではもっと早く、2006年のゴールデンウィークの辺りで、もう変調をきたしていました。

ということは、不動産市況を見ていたら、その後の世界経済の潮目の変化が分かるのかもしれません。
これは不動産業界にいる私にとっては大いに優位なことでもあります。
またこのブログでも、市況について微妙に感じ取ったことを書いていきたいと思っています。