次の一手は?

今回は当社のIT顧問との定期的な食事会。
これからのビジネスパーソンに必要なものは「IT技能」と「会計知識」と「語学」だと言われますが、会計と語学は何とかなっても、ITだけは自分一人ではなかなか理解できないのです。
英語で言うと「 I don't have any inclination towards IT. 」となります(inclination という単語を覚えたので、ちょっと使ってみたかっただけです)。

またITの世界の進化は、文字通り「光速」で、事業的に言っても今日の勝者が明日の勝者であり続ける保証は全くないのです。
私のように頭が「丸ごと文科系」の場合、理解が遅いし、もっと言えば興味自体があまり湧かないという根本的な問題があります。
システムエンジニア用の資格試験があるのですが、ちょっとその問題集を見たところ100%理解不能でした。
まるで火星語のようで、これなら司法試験の方がまだ通る確率が高いに違いないと思ったものです。

私のIT能力はパソコンまでで、スマホになると途端にフリーズしてしまいます。
スマホが持っている機能の100分の1程度しか活用できていないように思います。
携帯による電話だって週に2,3回使う程度です。

インターネットを使ったビジネスというのにも非常に興味がありますが、今のところ手づかずです。
オンライン販売をする前に、我が社はインターネットで一体何がしたいのかがよく分からないのです。
何を売りたいのかもわかりません。
もう一度その辺から根本的に考えていく必要があるように思っています。

コインパーキング事業であれば、そんなにインターネットでの営業は必要ありません。
企業は様々に業態を変えながら生き延びています。
これは大企業でも同じです。
ましてや一つの商品が売れ続ける期間となると、特殊な例を除いて10年も持たないと思います。

会社というのは常に「次の商品」や「次の業態」や「次の事業」を考え続けなければならないわけです。
トップの最も重要な仕事は「将来の我が社」を考えることだと思います。
私も「次の一手」を考え続けて、恥ずかしながら10年ほどになろうとしています。
その間にコインパーキングという収益の柱が育ちましたが、その次の一手を懸命に考えているところなのです。