伊勢外宮「神泉」

毎月、伊勢神宮への参拝を欠かしていないのですが、宿は内宮前の「神宮会館」か外宮近くの「神泉」にほぼ交互に泊まっています。
今回は「神泉」。
ここの魅力は各部屋に備わっている露天風呂と美味しい料理に尽きます。

お伊勢さんへの参拝は、まず外宮へ行き、そのあとに内宮を訪れるというのが昔からの”しきたり”と言われています。
今はクルマで行っているのですが、近鉄特急を利用することも検討中です。
そうなると外宮に近く、しかも駅に近い「神泉」に泊まる方が便利かもしれません。

なぜクルマではなく電車にするかと言えば、クルマを運転しているとスグに睡魔が襲ってきて、何度も休憩しなければいけないからです。
また今は少しでも本をたくさん読みたいと思っているので、さすがに車を運転していては本は読めず、電車だと読書も睡眠もできます。
この際、本がいっぱい詰まった重いカバンを持ち歩かなければいけないのは、もう宿命と思って諦めることにしました。

外宮、内宮と参拝すると、1万歩ぐらい歩くのです。
1月の参拝は黒紋付きの羽織袴で参拝したいと思っているのですが、果たして草履でそれだけの距離を歩くことができるかどうか非常に不安です。
従って羽織袴での参拝の可能性は、今のところ五分五分といったところです。

先日、内宮の近くにある「猿田彦神社」にお参りに行き、造営資金を少々寄付させていただきました。
するととても歓待していただき、特別に祝詞(のりと)を唱えていただき、宮司さんにもご挨拶をいただきました。
宮司さんは「宇治土公(うじとこ)」という姓で、なんと神話の時代の「猿田彦」から連綿とつながる子孫に当たられるのです。
日本には天皇家や、出雲大社の「千」家や、猿田彦神社の「宇治土公」家など、2,000年以上続く家系が現存しているのです。

当社は創業70年を誇っているのですが、2,000年以上続く家系を前にしたら、吹けば飛ぶような歴史であります。
でも70年も続く会社は、たぶん0.5%ぐらいではないかと思います。
100周年まで「わずか」あと30年ほどなので、私は現役でその日を迎えたいと思っています。

で、以下「神泉」でのご馳走の写真であります。