「やる気」空間

お気に入りのものに囲まれた生活をしていると、もうそれだけでハッピーだし「やる気」が出てきます。
早い話が朝お気に入りの靴を履いただけで、散歩がルンルンとなってしまいます。
愛着のあるパソコンやカバンや机と毎日接することが出来る喜びは、気がつかないけれど、とても大切な「小さな幸せ」であるに違いありません。

逆に言えば、モチベーションが上がらないものを自分の周辺においていてはダメなのです。
持っている服を全部出してきて「ときめく」か「ときめかない」かで、保有するか処分するかを決める方法があります。
私もやってみたのですが、かなり有効なやり方でした。

「いらないものを処分する」はいい人生にするためのとても大事な法則だと思うのです。
処分を阻(はば)む心理的抵抗がいくつかあります。
何ら根拠のない執着であったり「もったいない」であったり「また使うかもしれない」であったりします。

いらないものでいっぱいになった空間は“どんより”として「やる気」を削ぎます。
まず捨て去ることです。
整理整頓も掃除も、まず捨てないと始まらないのです。
自分のお気に入りのモノだったら、自然に大切に扱うようになります。
気に入らないものに囲まれていたら、扱いが“ぞんざい”で蔑(ないがしろ)になります。
そういった日々の小さな習慣が、長い間にその人の人格を形成していくのに違いありません。

荒(すさ)んだ空間にいると、気持ちまで荒んできます。
家庭でも会社でも同じです。
まず捨て去ることです。
しかるのちに徹底的な掃除。
掃除が行き届いた家やオフィスは、波動自体が整っています。

友人だって捨て去ると言っては語弊があるのですが、自分が成長すると、友人自体も変化するのです。
いい友人たちに囲まれていると、自分自身も勝手に良い方向に向かって行くのは間違いありません。
会社でも互いに刺激しあう「やる気集団」でありたいものです。