モチベーションの研究

モチベーションの研究をしています。
物事はすべて「やる気」だと思うからです。
先日、受験勉強のことを書いた本を読みました。
そこで思わず目からウロコだったのが次の言葉…「やる気があるから勉強するのではない。勉強しているうちに『やる気』が出てくるのだ」。

自分の体験から言っても、これはかなり真理を突いた言葉だと思うのです。
仕事でも勉強でも掃除でも、やっているうちに段々気持ちが乗ってくるのです。
まずは始めることが大切。
しからば、どうすれば「あっさり」と始めることが出来るのかというのが課題になります。

仮に勉強で考えてみたいと思います。
勉強を始めるのに意志力なんか必要ありません。
単に習慣だけの話。
いちいち意志力に頼っていたのでは前へ進みません。
体調の悪い日や精神的に落ち込んで、意志力の極めて弱い日もあるわけです。
そんな時に意志力のせいにしていたら「ああ、何て自分はダメなんだ」で終わってしまいます。

いい習慣を作っていくのは、毎日のほんのちょっぴりの心掛け。
私は毎朝武庫川沿いの河原を散歩しているのですが、草ぼうぼうのところでも、人が毎日歩いているところだけは全く草が生えず、歩きやすい小道になっています。
習慣も同じこと。
毎日キチンと繰り返していけば、自然に習慣という小道ができ上がっていくのに違いありません。

モチベーションが上がる道具をそろえるというのもいいかもしれません。
自分のまわりをモチベーションが上がるものだけで固めていけば、勝手に「やる気」が出てきます。
逆にモチベーションが下がるものを置いていると、そのモノが出す雰囲気が「やる気」を削ぐのです。
万一そういったっ場合、解決はごく簡単。
それを捨て去ることに限ります。

結局「整理・整頓・清掃」をやれば運気が上がるというのも、やればまわりの環境が良くなり、いいオーラが出て、自分の気持ちが前向きになるからではないでしょうか。
まず始め出し、そしてそれを継続する。
「やる気の継続」こそ、成功をもたらす最大のカギに違いありません。
では、何に「やる気」を出すのか?

受験勉強だと目標があるのですが、社会に出ると、案外自分の目標が何なのかが分からない人が少なくないのです。
自分の「この世の目標は何なのか」や「この世に生まれてきた使命は何なのか」は根本的な問題で、まずここをハッキリさせるべきなのかもしれません。