モノの処分と、資産の入れ替え

お気に入りのモノだけに囲まれた生活はストレスがなく、常に高いモチベーションを維持することができます。

逆に、持っているだけでモチベーションが下がるモノもあり、そういったものは早々に処分するのが一番です。

服なども、思い切って処分すると気持ちがスキッとし、次への行動意欲につながるのですが、捨てないとタンスがパンパンになるだけで、開運には程遠い状態となってしまいます。

服処分の敵は「もったいない」と「また着られるかもしれない」なのです。

着ることもなくスペースをムダに使っているほうが「もったいない」し、「また着る」チャンスは永遠に来ないのです。

私は本だけは原則1冊も捨てないのですが、未読の本の中には、モチベーションが上がる本もあれば下がる本もあります。

本にも「旬」があるのですね。

買ってまだ読んでいない本は、いったん書斎の本棚に入れるのですが、モチベーションの下がる本は、読まないまま地下の書庫にもっていくことにしています。

モチベーションが上がる本ばかり並べている書斎の本棚から、その日に読みたい本を10冊ほど選び、結局7冊ほどを読んで1日を終えるといった生活をしています。

実は所有する株や不動産の中にも、モチベーション(テンション)が上がるものと、そうでないものがあるのです。

私は基本的には、株も不動産も一度買ったら売らずに、配当や賃料を得ることを目指しているのですが、それでもゴクまれに、持っているだけで気持ちが沈んでいくものが出てくることがあります。

そういった時は“やはり”資産の入れ替えといったことが必要だと思うのです。

株の場合は、配当が減額されたり、優秀なトップが変わったり、ビジネスモデルが劣化したりすると、売却を検討する必要が出てきます。

また、収益を生まない不動産は持つべきではないという考え方をしているのですが、経済環境の変化によって、所有不動産が「負」動産となる場合があります。

こういった場合も売却の決断(大抵の場合は「損切り」)をしなければいけないのかもしれません。