久々にネクタイをする

宝塚の狭い範囲で仕事をしていると、世のビジネスマンが未だにクールビズなのか、それともネクタイをつけ出しているのかが、よく分からないのです。
先日大阪で催された、ちょっと知的レベルの高い人たちのパーティーに出かけました。
服装で恥をかいてはいけないので、念のためスーツにネクタイ姿で参加しました。
結果は大正解で、ほとんどの人がスーツでネクタイ着用でした。

寒くなると“やはり”本来のキチンとしたビジネスウェアになるのかもしれません。
私が若い時は、暑い夏でも必ずスーツにネクタイで、その姿で大阪の街を歩くのが一番暑く感じられました。
クールビズが定着し、世のビジネスマンは随分楽になったのではないでしょうか。
ネクタイを結ぶだけで、4,5分余計な支度時間がかかる感じで、その意味でもノーネクタイは助かります。

仕事人間はスーツかパジャマしか着る物を持っておらず、センスのいいカジュアルウェアなどというのは皆目持っていない人が多いのではないでしょうか。
私もその例外ではなかったのですが、最近奮起しだし、オシャレを心掛けておるところなのであります。
年を重ねるごとにカッコいいオジイちゃんになっていかないと、まわりに迷惑だと思うからです。

この間、93歳の現役漫画家“やなせたかし”さんの本を読んだのですが、出てくる写真を見ると、服装はすべて超ドハデ。
しかし全く違和感はなく、これも「年齢力」のなせる業だと感心したものです。
80歳を超えたなら、どんな奇抜なファッションでも許されるというところがあるような気がします。
またそれが若さを保つ要因の一つなのかもしれません。

私は若い頃からスーツだけは上等なものを身に着けるようにしてきました。
「人は見かけで判断する」からです。
もちろん清潔さは不可欠。
振り返ってみれば、それは仕事上有益であったように思えます。