自転車半日旅行

週に1度自転車で3時間ほどかけて、宝塚市内の現場を回っていくという作業があります。
当然真夏の炎天下でも行うのですが、行く前は“やや”憂鬱なのですが、行き出すと気持ちと体が乗ってきます。
汗ビッショリになるにつれ、エンドルフィンがバキバキに出だし、ちょっとした陶酔状態になります。
都会のオフィスで仕事をしていては、この幸福感はけっして味わえないだろうなと思うと、有難さで余計に幸福感が増すのです。
夏が過ぎ秋が来ると、ますます快適な3時間になっていくに違いありません。

私の自転車はマウンテンバイクやスポーツ車のようにカッコいいものではなく、三輪の電動自転車。
三輪だと安定が抜群によく、またスタンドをいちいち下げずとも、止めたらそのまま作業に入れます。
また実際に乗り出して分かったのですが、三輪の自転車など誰も頓着しないので、自分が透明人間になったような感じで、スッと街の中に溶け込んでしまうのです。

これだけ楽しめてお金がもらえる仕事も、ちょっと少ないのではないかといつも思います。
私は大抵の仕事は、結構楽しんでやる方なのですが、このフィットネス代わりの自転車半日旅行は、ちょっとやめる気にはなりません。
それでいて行く前は「やや憂鬱」というのが、自分でも意味分かりません。

クルマで行くべきところを自転車にするだけで、これだけ幸福感が増すわけです。
また電動でない普通の自転車だと、体と気持ちへの負担が大きく(仕事をしながら回っているので)、続かないと思うのです。
先日から「しあわせ繁栄クラブ」を設立しているのですが、「しあわせ繁栄」は案外ちょっとした工夫やテクニックの問題ではないかと思うのです。
その中にはコストのかかるものもあるし、コストゼロのものもあるわけです。

話がちょっと飛んでしまうのですが、コストゼロのテクニックに「誉める側に回る」というのがあります。
誉められたい側には人がたくさんいるのですが、誉める側には少ない。
つまり「誉める側」に回ると、競争率がグンと少なくなり有利になるのです。
ブルーオーシャン」か「グリーンオーシャン」の世界に、一挙に変化するわけです。
「ありがとう」(「ありがとうございます」)を連発するのも、コストゼロなのに見返りが大きすぎて、投資効率無限大。
従って経済学では扱え切れないのです。