「幸福」も「しあわせ」も

「幸福は勤勉によって支えられている」と思うのです。
特に経済的な豊かさは勤勉の賜物(たまもの)だと思います。
男がキチンと稼いでいかないと、結婚生活だって成り立っていきません。

私の人生も「勤勉」な時期と「怠惰」な時期とが、結構ハッキリと分かれています。
しかし一つだけハッキリ言えるのは、勤勉な時期が間違いなく幸福だったということです。
勤勉でない時期は、生活も乱れ、人間関係も上手くいかず、いい仕事だって出来なかったのです。

この世の中は有難いことに「働いたもの勝ち」なのです。
ただし働き方の上手い下手はあり、そこは出来るだけ知恵を絞って、より良いものにしていかなければならないと思います。

「幸福は勤勉によって支えられている」のは真実ですが、一方「『しあわせ』は心のあり方によって決まってくる」というのも事実だと思うのです。
毎日の生活の中の、ほんのチョッピリしたことに「しあわせ感」を見出すのは一種の才能なのかもしれません。

その「しあわせ感」を大きく育(はぐく)むものが、私に言わせれば「信仰」です。
正しい信仰があれば、まずは自分の心が変化していくし、心が変化すれば環境も変化します。
結局、客観的にも幸せになっていくわけです。

「幸福」を経済的なものや、社会的な地位を含めたものとして、ここでは述べています。
また「しあわせ」は主に心の部分や気持ち的な取らえ方のことを述べています。
やはり今の時代は清貧ではなく「清富」であるべきだと強く思っています。

当社は小さな会社なのですが、スタッフを幸福にしたいと本音のところで思っています。
いくら社長であっても、辞めた人にまでは責任はありません。
が、今ともに頑張っている「働く仲間」には、ついてきてくれる限り、最大限の幸福を与えたいと思っています。

仕事はやっぱり「ワクワク」がなければ、面白くないし、続かないと思うのです。
面白いからこそ頑張れるのであって、ノルマやプレッシャーだけでは苦しいのです。
また赤字だと、とてもじゃないけどワクワクからは程遠いところにいるわけで、その場合は何としてでも収益改善をせねばなりません。

この数年、悩んだり迷ったりしながらも、収益改善に向けて一定の方向に向かって進んでいます。
一定の成果も出始めており、このまま手を抜かずに頑張っていこうと思っています。