待ってておくれ、ドイツの新聞

日本経済新聞」、「日経金融」、「日経産業」、「日経流通」と4紙も日経系の新聞を購読していて、日経から表彰を受けてもいいぐらいではないかと思っております。
日経は記事もさることながら、本の広告をいつも参考にしています。
これだけ本を読んでいるのに書店にはほとんど足を運ばないのですが、新聞の広告を見てはホイホイとインターネットで注文しております(注文しすぎ!)。

インターネットで同じ本を2冊買ってしまうなどというのは“しょっちゅう”で、その都度いちいちガックリしないようにしています。
あまり大きな声で言えないのですが、ごくたまに同じ本を3冊も買うなんてことがあります。
しかしながら、さすがに同じ本を4冊買ったことは一度もありません(胸張ってどうする!)。

日経の『私の履歴書』は、ムチャクチャ面白い人とそうでない人がいます。
面白くなさそうな人は最初から全く読みません。
前回は女性物理学者だったのですが「学者の話などどうせ面白くないだろう」とタカをくくっていたら、これが意外に相当面白く、毎回目を通す羽目に。
その前の桂三枝さんの『私の履歴書』も楽しかったので、このところヒットが続いています。

外国の新聞は「ウォールストリート・ジャーナル」と「フィナンシャルタイムス」を取っているのですが、最近は抵抗なく読めるようになってきました。
外国語を読むコツは語彙力に尽きると実感しています。
知っている単語が増えるごとに理解力が深まるのです。

受験生がやっているように、単語帳を地道に覚えていく作業がどうしても必要だと感じています。
社会人は自分で単語帳をつくる時間はまず取れないので、単語の本を買ってコツコツと1ページ目から捲(めく)っていこうとおもっています。
語彙力はスポーツで言うならば、基本的な筋力。
筋力を鍛えていけば、スポーツ能力は格段にアップするのと同じです。

今なお馴染めないのが『フランクフルター・アルゲマイネ』。
これはドイツ語の新聞なのですが、とにかく語彙力がないので、パソコン上にドイツ語の辞書を出し、単語を引きながら読んでおります。
単語さえ分かれば記事の内容は理解できるのですが、一つの記事に20回ぐらい辞書を引かなければなりません。
こんな面倒なことが続くわけがないのです。

ドイツ語の新聞を購読して、まだ3か月ほどなのですが、正直言って全然馴染んでいません。
同じころ我が家に来たビートは、もうスッカリ馴染んでいるのに、ドイツ語の新聞はいまだに心許さないのです。
しかしながらこのまま3年ぐらい読み続ければ、少しは好きになれるかもしれないと自分に言い聞かせているところであります。