シアトル最後の日

私は肉をほとんど食べないのですが、きのうはレストランでステーキを注文してしまいました。
ほかの料理を注文するのが面倒だったからです。
夜中に急に胃の具合が悪くなり、かなり苦しみました。
海外旅行で病気になるのは2回目です。

朝方まで寝たり起きたりで苦しんだのですが、最終的に起きたのが何と昼前の11時半。
シアトル最後の日だからと、無理をしない範囲で街歩きをすることにしました。
目指すはシアトル・マリナーズの球場。
途中、黄緑の服を着た人たちがガゼン多くなり、何事かと思っていたのですが、どうも球場でプロサッカーの試合があるようなのです。
地元のチームへの応援は、試合前からかなり盛り上がっていました。

球場の近くに中華街があるので、行ってみることにしました。
宇和島屋」という聞いたことがないスーパーもその地域にあり、日本をはじめアジア系の食品をたくさん売っていました。
店員もほとんどが東アジア系の顔をしていました。
こういうスーパーがあると現地の日本人は助かると思います。

紀伊國屋書店も隣接してありました。
シンガポールやマレーシアの紀伊國屋書店は超大型店ですが、シアトルの紀伊國屋書店は、日本の地方書店に毛が生えたほどの大きさでした。
しかしマンガや中国語の本は充実しておりました。
ここで2桁の掛け算を暗算でする方法を考えた「岩波邦明」という人の本を見つけました。
私もまだこの人の本を読んだことがないのですが、世の中には頭のいい人がいるものです。
逆にどうして今までそんな便利な計算法が伝わってこなかったのかが不思議でもあります。

朝ごはんも昼ごはんも食べずに夕方になったので、少しはましなものを食べようと寿司レストランに入りました。
最近は日本でも回転寿司しか食べたことがないので「回らないスシ」は本当に久しぶりでした。
カウンターの中には職人が7,8人はいたのですが日本人は皆無でした。
南太平洋系か東南アジア系の顔つきです。

ウェイトレスはノースリーブでお色気たっぷりの白人女性だったので「ひょっとしたらここはアメリカ版ノーパン喫茶か?」と一瞬思ったのですが、幸か不幸かマトモな寿司屋さんでした。
サービスや雰囲気はとてもよく、味はまずまずでした。
盛り付けなどは、非常にきれいにされていました。
ホテルの近くのお店だったので、油断してカメラを忘れてしまい、写真が撮れなかったのが残念です。

デザートにアイスクリームを頼んだのですが、量は半端ではありません。
日本で出てくる量の3倍は優にありました。
これがまた美味しい。
こんなのを食べているから、アメリカ人の中には異常に太った人が出てくるのでしょう。
私は理性を効かせ倒し、半分残しました。