先日、2人の中国人留学生と話をしている時、中国語の発音の話になりました。
「日本」は「リーベン」と発音するのですが、私が同じようにリピートしても全然O.K.が出ないのです。
何回か繰り返していると「今のはO.K.」と2人同時に反応することがあるのですが、それがどうしてO.K.なのかがさっぱり分からないのです。
そのままO.K.になるのかと思いリピートしたら、またダメが出るのです。
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「私は日本人です」は中国語では「ウォー・シー・リーベンレン」なのですが、その発音が日本人にはなかなかできず、まずはその最初のところで躓(つまず)いてしまうとのこと。
ただし「標準中国語」の発音が上手くできないのは日本人だけではなく、地方の中国人も出来ないことが多いそうなのです。
「出口さんは福建の人より発音が上手です」と訳のわからない誉められ方をされました。
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今の標準中国語は北京周辺で話されていた言葉なのですが、上海語や福建語や広東語を話す人から見れば、まさに外国語そのものと言っても過言ではありません。
何せお互いに通じないのですから。
インドではあまりに方言の数が多いので、英語が標準語になっていますが、中国では北京語という標準語があるだけましなのかもしれません。
でも中国でも標準語が英語の方が、経済を始め国際的にいろいろと便利かもしれません。
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上海のフォーシーズンズ・ホテルに泊まった時「ここでは“何語”の中国語をしゃべるのですか?」と(英語で)聞いたところ、このホテル内ではマンダリン(標準中国語)を話す決まりになっています」とのことでした。
一流ホテルの中で、従業員が標準語ではなく大阪弁で話していると、ちょっとおかしく聞こえるようなものなのでしょう。
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中国人留学生のお父さんはコーラスが好きで、歌も上手く声もいいのですが、成都なまりが強くて、ほかの人とはコーラスにならないので困っているとの話も聞きました。
日本で言うなら、コーラスの歌詞を一人だけ東北弁で歌っているようなものでしょうか。
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教養のある中国人は中国標準語を話すわけですが、英語も話します。
ということは、何も中国語を学ばなくても、英語を学べばコミュニケーションできるということになります。
早い話が香港で長く滞在する時「英語」と「標準中国語」と「地元の広東語」のどれを話せば一番効率的かと問われれば、英語だと答えると思います。
ならば標準中国語は学ぶ必要がそんなにないのではないかということになります。