会社繁栄「掃除道」 その17

当社の社員は全員タバコを吸わないのですが、精神衛生上とても楽です。
家族ももちろん誰も吸わず、従って私のまわりで吸う人は誰もいません。
たまに外部の会議や勉強会などでタバコを吸う人に出会うと、虚を突かれたような感じになり、どうしたらいいのか分からなくなります。

北米ではタバコを吸う人は人間扱いされないのですが(少なくとも「知的クラス」の人間とは思われない)、アジア人やヨーロッパ人は相対的にタバコを吸う人が多いように思います。
タバコと梅毒は、アメリカ大陸からコロンブスが持って帰ったものだということをご存じだったでしょうか?
どちらも人類の敵だと思っています。

当社のオフィスはビルの2階にあるのですが、時間的な余裕がある時は、ビルの周辺を掃除します。
吸い殻を掃き取るとホッとするのです。
例えば公園にタバコの吸い殻が落ちていると、いっぺんにその場の雰囲気が悪くなります。
従って吸い殻は「掃除人」にとって「親の仇」ともいうべき存在。
わが師鍵山秀三郎先生だって、吸い殻が落ちていると「許せない」というお気持ちになられるようです。
自分が箒とチリトリを持って実際に掃除すると、その辺の気持ちはかなり理解してもらえるように思います。

私は会社経営をして30年になりますが、タバコを吸わない社員の方が吸う社員よりも“ややこしさ”が格段に少ないように思います。
仕事が出来るかどうかは別として、問題が起こる確率が低かったというのは経験則でもあります。
深層心理ではタバコは「やましい気持ちを煙でごまかす」というところがあるそうなのですが、禁煙者の方が喫煙者よりも“やましさ”が少ないように感じるのです。

タバコを吸いながら「掃除道」を実践していくのは、ちょっと矛盾があるように思います。
私は保守的な考え方の持ち主ですが、たばこ増税自民党が反対したというのを聞き、自民党がすっかりイヤになってしまいました。
神道の神官や、仏教の僧侶や、キリスト教の牧師が仮にタバコを吸う人だとしたら、ずい分胡散臭い宗教人だと思ってしまいます。
おまけにどんなに美人でもタバコを吸う女性は興ざめしてしまうのです。
私の煙草アレルギーも病膏肓の部類に入りそうです。