久しぶりのセミナー

若い頃はセミナーばかりに顔を出していました。
不動産の知識も不足だし、経営についても全くのヒヨコ。
とにかく学ぶことばかりだったのです。
セミナーに行くと、いつも顔を合わす人たちがいました。
いわゆる勉強仲間です。
この人たちは勉強熱心なこともあり、20数年経った今でも生き残り、立派に会社を経営しています。

ここ10年ほどはセミナーに行くことがあまりなく、知らず知らずの間に「もう勉強することはない」との傲慢さが出ていたのではないかとの反省を最近しておりました。
その反省もあって、先日同じ日に2つのセミナーの掛け持ちをしました。
ところが最初のセミナーはあまりにくだらず、時間のムダのような気がし、途中で退席しました。
セミナーには、こういう詰まらないのもあるのだということを、すっかり忘れていたのです。

次のセミナーまで時間があったのですが、大阪だったので、いったん会社に帰ることは出来ませんでした。
久しぶりに大阪の大型書店に行き、本を大量に仕入れました。
最近本の購入はインターネットが多いのですが、たまにはジックリ書店を回ることも大切だと思いました。

あとはホテルでパソコンを開き、ノマド仕事人。
ノマドって言葉をご存知ですか?
遊牧という意味らしいのですが、パソコン持ってどこでも仕事をすることです。
私のカバンには常にパソコンが入っているので、パソコンさえ開けば、いつでも仕事ができるようになっています。
メールやインターネットだって携帯電話の電波が入るところならどこでもO.K.
これで空き時間が完全に埋まり、予想以上に充実した時間が持てました。

私は自分の勉強人生を成就させるために、いくつかの行動制約を課しています(そんなに厳格なものではないのですが)。
映画やコンサートや野球観戦に行かないというものです。
映画館に映画1本を見に行く間に、本が5冊読めます。
むろんそれぞれの内容にもよりますが、映画1本よりも本5冊の方がずっと中身が濃いように思うのです。
仕事をしながら、年間千冊の本を読もうと思えば、多少の犠牲は仕方がないと思っています。