東北大地震

東北大地震が発生しました。
テレビで見ると、相当長い間揺れていたようで、さぞ恐ろしかったと思います。
地震自体も怖いのですが、地震後が大変なのは、阪神大震災で私自身も経験済みです。
今回は東京の職場から自宅に帰れない人も出て、朝ふつうに出勤したのに、思いもよらぬ事態に困窮していることと思います。
今日・明日が土曜・日曜なので、いったん落ち着く時間があるのが幸いです。

水道、ガス、電気、下水といった、普段何とも思わないものが使えなくなると、途端に生活が極端に制限されてしまいます。
なくなって初めて「当たり前」の有難さが分かり、「当たり前のことが、当たり前にできることが、どれだけ幸せか」を痛感するわけです。
阪神大震災で我が家の場合は、電気がその日の夕方につき、下水は問題なく、何といっても水道が出たのが有難かったことを今でもハッキリと覚えています。

ガスは最後まで来ず、復旧に1カ月ほどかかったのですが、ほかのものが支障なく使えたため、ガスぐらいで文句を言っては罰が当たると思っておりました。
幸い会社に電気温水器のシャワーを設置していたので、それをお風呂代わりに使い、大変重宝しました。

地震のエリアで、不動産の賃貸管理業をやっていると、今朝からが戦争のようになります。
普段なら考えられない様々な問題が噴出し、その対応にてんてこ舞いになるはずです。
私も阪神大震災の1年後、結核で4カ月ほど入院しました。
地震の時のムリやストレスが影響していたのは間違いがないと思います。

地震からしばらくは、その恐ろしさに皆が謙虚で親切になるのですが、しばらくすると、それぞれの「我(が)」が顔を出し、深刻な問題がいくつも発生します。
阪神大震災の時の私は若かったこともあり、逃げずに頑張り通したのですが、今なら早々にギブアップもしくはダウンをしているのではないかと思います。
阪神大震災の時は村山首相。
そして今回の東北大震災。
天が怒っているような気がしてなりません。