海外旅行プラン

「調子の乗らない時は海外旅行のことを考えるに限る」第2弾はベルギーです。
ヨーロッパへ個人旅行でよく行く人から「ベルギーはあまりによかったから2度も行った」との話を聞き、密かに行く機会を探していたのです。
食事もおいしいし、中世の街並みが残る風情が、とても素晴らしいのだそうです。

ベルギーといってもピンと来ず、少し調べてみました。
ベルギーの公用語は、オランダ語とフランス語とドイツ語。
ドイツ語が公用語に入っているのは助かります。
ただメインの言葉はオランダ語とフランス語で、国全体にまんべんなくそれぞれの言葉が行き渡っているのではなく、オランダ語圏とフランス語圏とは完全に分かれているようなのです。
しかもその二つの地域は反目し合っているのです。

冗談抜きでベルギーが2つの国に分裂する可能性はかなり高いのではないかと思います。
人口1,000万人ぐらいの国が、もっと小さくなります。
もともとオランダとベルギーは同じ国でした。
スペインと闘って勝ち、独立したのです。
ところがオランダはプロテスタントで、ベルギーはカトリック
宗教の違いから2つの国に分かれました。
今度は言葉の違いからベルギーが2つの国に分かれようとしています。

ベルギーは経済が繁栄している国ですが、どちらか言うとオランダ語圏の方がより豊か。
南イタリアの後進性を嫌い、北イタリア独立を目指している「イタリア北部同盟」のようなメンタリティーが多少オランダ語圏地域にあるのかもしれません。
ベルギーはEUの最初からのメンバーで、今も首都ブリュッセルは、EUでも首都のような位置を占めています。
オランダ人は語学の天才だと思いますが、ベルギー人も負けず劣らず語学力が群を抜いているようです。
そういった意味でも訪問が楽しみです。